韓国のコミュニティーサイト「ガセンギドットコム」の掲示板に「世界のインターネットユーザーが2020年の東京オリンピック招致に反対し署名運動、日本の反応」とのスレッドが立てられたところ、韓国人ネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

 スレ主は、世界のインターネットユーザーが、2020年の東京オリンピック招致に反対する署名運動が行われているとの記事を取り上げるとともに、日本のネットユーザーのコメントを紹介した。

 記事は、米国のオンライン請願サイト「GoPetition.com」で、「Don Tow」というユーザーが「第2次大戦の戦争犯罪を否定する日本に、2020年の夏季オリンピックの開催権を獲得させてはいけない」と呼び掛け、署名運動を開始したと紹介。

 日本のネットユーザーの反応としては、「国籍差別主義者だ」、「オリンピックの政治的アピールはNGとお叱りを受けたが、半島人は飽きないね」、「日本の足を引っ張ることに熱心に努力する韓国」、「正直オリンピックが東京に来ることを望んではいないが、他の国々が喜んでいるのは見たくない。複雑な気持ちだ」、「署名している奴らは、ほとんど韓国人じゃないか」などと、韓国が主導してこの署名を行っているとし、否定的な反応が数多く見られた。

 また、「スペインやトルコが帝国時代に、何をしたか分かって言っているのかが知りたい」と、誘致の競争国であるスペインとトルコについて言及した声もあった。

 一方、韓国のネットユーザーからは、「被害を受けた世代がまだ生きている、現在進行形の人倫的犯罪。それに対する謝罪要求の問題」、「過去が問題ではなく、なぜ反省しないのかが問題」として、日本の反応に反発する意見が並んだ。

 また、「東京はオリンピックの誘致に失敗すべき(笑)、放射能に汚染されているところで開催だなんて」、「他の問題はさておき、東京は放射能危険地域なので、絶対に誘致しないでください。世界中のオリンピック選手を放射能被爆者にするつもりですか?」として、放射能問題をあげる人も多かった。

 さらに、「国籍差別? 大通りで特定の国の人々を殺害しようと叫ぶデモを野放しにしている国はどこだ」として、東京や大阪で行われている差別・排外デモを問題視したコメントもあった。

 韓国を中心としたネットユーザーの間では、東京のオリンピック招致に対して、過去の歴史認識や放射能汚染など、さまざまな問題から厳しいと考える人が多いようだ。(編集担当:李信恵・山口幸治)