ミランMFマッシモ・アンブロジーニは別練習をしている。筋肉の疲労によるものだ。だが、ミランのキャプテンは歯を食いしばっている。7日のダービーに出場したいのだ。チャンピオンズリーグでの勝利に続いて、リーグ戦での復活にもつながり得るだけに、ダービーは重要な一戦だ。

ダービーには多くの過去もある。レジェンドたちのことは、いまだ心に残っているのだ。アンブロジーニは「たくさんの人たちのことが恋しいよ。選手である前に友人としてたくさんの人たちがいなくなった」と話した。だが、今のことを考えなければいけない。アンブロジーニは『スカイ』で、自身のフィジカルについて次のように語った。

「パルマ戦で問題を抱えて、ロシアへの遠征にも行けなかった。今日は別練習をしたよ。明日、グループと一緒に何かできるかを見てみよう。僕にとってダービーは、誰もがプレーしたいと望み、シーズンにも影響を及ぼす一戦だ」

アンブロジーニはチームの現状について、次のように分析している。

「最近の試合で僕らは成長している。今は結果を必要としており、ダービーは正しいタイミングで迎えたね。新しいフォーメーションは良い。試合中に何度もフォーメーションを変えられるチームは、モダンサッカーでは非常に重要なんだ」

絶好調のFWステファン・エル・シャーラウィについては、このように語った。

「彼にはとても重要なクオリティーがある。彼にとってこれが始まりでしかないことを願っているよ。地に足をつけなければいけない。でも、彼は優秀な青年だし、そうしてくれるはずさ。彼との賭け? 刺激になるからさ。本当に僕が彼のバカンス代を払うことになるんじゃないかな」

FWジャンパオロ・パッツィーニとFWアントニオ・カッサーノのトレードについては、こうコメントしている。

「どちらの選手も得したんだよ。それぞれのチームでうまくいっていなかったんだからね。両チームのどちらが得をしたかは、シーズンが終わってから見てみよう。僕らがカッサーノにもう耐えられなかったというのは、事実じゃない。彼はここでたくさんの良い思い出を残していったんだ」

インテルについては、特に誰かを特別に恐れているわけではないようだ。

「チーム全体が怖いのさ。僕は(ハビエル・)サネッティのことを無限の敬意を払っている。たくさんの困難に直面してから、たくさんの満足も手にすることができたからだ。(アンドレア・)ストラマッチョーニ監督にはすぐに良い印象を抱いた。とても有能で、決意があるね。選手たちは彼に従っている。これは指揮官にとって最も重要なことだ」

最後に、アンブロジーニはマッシミリアーノ・アッレグリ監督について、次のように語った。

「チームは常に彼を支えてきた。僕らは彼と今シーズン最後までいきたいと思っている。一緒に満足できるようにと願いながらね」