食事会JAPANにキミも参加しよう!

南米選手権に参加できるかどうかで二転三転している日本代表・ザックJAPAN。海外組中心で参加することまでは決断したものの、選手招集には強制力がないため、どんなメンバーが集まるかは不透明。シャルケのGMは内田の派遣に難色を示し、シュツットガルトは岡崎の派遣を許可しないとするなど、代表結成までにはまだまだ苦労がありそうです。

そんな招集での苦労は、食事会JAPANにも暗い影を落としています。

ケルンの槙野智章を中心に、フィテッセの安田理大、VVVフェンロの吉田麻也といったメンバーを集め、それぞれの想いや悩みをぶつけ合う活動をつづける食事会JAPAN。日テレ「Going!」では2月19日に第一回公式食事会の模様を放映。すでにチャンピオンズリーグで活躍を始めていた内田篤人さんのありがたい経験談を中心に、槙野さんのどうでもいい話などを放映。うっかり数合わせで参加してしまったカレン・ロバートさんが不気味な沈黙を守る様子が、大いに注目を集めたのです。

味を占めた日テレは4月16日放送の「Going!」で第二回の公式食事会を開催。しかし、そこには招集難という現実が待ち受けていました。チャンピオンズリーグなどで活躍をつづける内田さんは、おそらく「正直忙しい」「先約のセレブ食事会がある」「もはや住んでいる世界が違う」などの理由で食事会JAPANへの参加を辞退。長友・岡崎・本田・長谷部といったザックJAPANの主力メンバーは当然くるはずもなく、ボーフムのチョン・テセを加えて数合わせをする苦しい状況。しかも、カレン・ロバートさんは何故か「参加している」。

しかし、今後の公式食事会の開催が危ぶまれるこの事態に参加選手は奮起。ウッチーがおらずとも大いにチャンピオンズリーグを語り、冷静な分析を加え、何とか食事会を成立させたのです。黙れる獅子・カレンさんまでもが口を開くスクランブル体制で…。

ということで、どんどんメンバーが手薄になる食事会JAPANについて、16日の日テレ「Going!」からチェックしていきましょう。



◆スカパーには出ていない人間が、日テレには長時間出ている現実!


16日夜、僕はCSフジテレビNEXTでブンデスリーガ「ケルンVSシュツットガルト戦」を見ていました。岡崎慎司が初ゴール奪取へ向け奮闘をつづける中、僕はケルンベンチを凝視。「槙野さんはいつ出てくるんだ」「槙野さんを出せ」「テレビでその活躍を見たい」と願いをかけたのです。そして、その願いは叶い槙野さんはテレビに登場。ただし、CSではなく日テレのほうで…!

<食事会JAPANオープニングトーク>

槙野:「ということで、今日はオランダから安田選手、ボーフムからチョン・テセ選手、そして槙野の3人でここチャンピオンズリーグを見にきました!」

安田:「今日の見所はズバリ、内田と長友の対決これに限りますね!」

テセ:「そこしかないね。こんな日がくることを誰が予想できたか」

3人:「チャンピオンズリーグへGoing!」(ゲッツ!のポーズで指を立てる)

ダチョウ倶楽部のグルメレポートの始まりみたいだなwww

スタジオの森アナも「やっぱ将来を真剣に考えるなら野球選手だな」と実感してるに違いないwww



そして3人は欧州CLのシャルケVSインテル戦を観戦。スタンドに完全に溶け込む3選手。ピッチで躍動する長友。スタンドで談笑する3人。ラウールと抱き合う内田。スタンドで拍手する3人。ユニフォーム交換から抱擁する長友と内田。同じ選手として、同じ世代として、正直腹の中は嫉妬や悔しさでグチャグチャになっていたはず。しかし、3人は試合後も内田・長友を讃え、自身もまた飛躍することを誓ったのです。

<食事会JAPAN チャンピオンズリーグの感想>

槙野:「いやほんとにどれを取っても日本人トップレベルの力を出したと思いますし、周りの選手も活かしながら自分のいいプレーを出せたんじゃないかと思いますけど」

テセ:「右サイドと左サイドの日本人対決が本当に見所あったし、ウッチーのパフォーマンスも本当よかったし、この先ベスト4に上がってもなお彼の飛躍が楽しみです」

安田:「ウッチーは誰が見てもよかったと思うんすけど、佑都はパスがなかなか出なくてパスが出てきたらもっといけたと思うし、見てても歯がゆそうな感じだったんで、リーグでもこれから頑張ってほしいし」

安田:「次は俺らの番でしょ!」

槙野:「そうですね」

テセ:「来年チャンピオンズリーグ出るよ、みんな!」

槙野:「頑張ります」

テセ:「来年3人で対戦するよベスト8で」

槙野:「そうです!」

テセ:「プロでやっている以上、俺らは悔しいですよやっぱ見てて。もちろん複雑だし」

槙野:「ゲームで使っているような選手が目の前でプレーして、しかも同じチームに日本人の選手がいて、こういう舞台でやってるっていうのは自分にとっても刺激になりますし」

安田:「今日試合に出た内田と長友は同じポジションなので、2人がどういうプレーするのか見てましたし、現状では確実に評価はあの2人のほうが高いし…」

安田:「まぁでも、俺らも今日でチャンピオンズリーグの雰囲気がわかったんで、次チャンピオンズリーグで戦うときは余裕っす!」

3人:「プッハハハハハハ」

そこ笑ったらダメだろwwwwwwwww

「欧州CL出るよ」「対戦するよ」「雰囲気はわかった」が全部ネタトークになっちゃうwww



悔しさを笑いで隠した3人。最後はスタジオの上田晋也さんに「ドイツにきてください」「僕たちを熱いトークで盛り上げてください」「オランダにもきてね」と呼び掛け、番組の盛り上げに貢献。「現地在住のサッカー経験者」というポジションで、今後も「Going!」との蜜月を築いていくことを態度で示したのです。

3人が気持ちを切り替えると、番組も本番の「食事会」のもように内容をシフトチェンジ。槙野・安田・テセに、吉田麻也、カレン・ロバートを加えた手薄な陣容で第二回公式食事会がスタート。「ウッチーがいない場でウッチーの活躍を語る」という複雑なトークを展開したのです。

<食事会JAPAN 大いに内田篤人を語る>

安田:「俺らはウッチーとずっと一緒やし」

テセ:「一緒にやっているからなおさら情が入ってる」

安田:「槙野と俺とか10年くらい一緒にやってるし、関係はすごい古いから」

テセ:「俺も一応アイツと同期なんだよね、アイツが高卒で俺が大卒で同じ年に(Jリーグに)入って」

安田:「アイツ結構ねー、ナヨナヨしてるけど、結構根性すわってるやろ。あんま動じないすからね、何事にも」

吉田:「根性すわってますね」

安田:「これちょっと違うかもしれないけど、いいレストランにもジャージできますからねアイツ」

槙野:「だって普段メシ食いにいくときサウナスーツでくるけんね」

安田:「俺言うたこととほぼ一緒やーん!」

これは「高校の同級生」とかウッチーの昔の姿を知る一般の方がしゃべるべき内容だろwww

どんどん住んでる世界が遠ざかっていく感じwww


<食事会JAPAN ひきつづき内田篤人を語る>

テセ:「チャンピオンズリーグはウッチーに注目するってよりも、全体的にスター選手がそろってるから面白いね。そん中でウッチーが活躍したら、俺は日本人じゃないけどJリーグ出身としてすげー誇りに思うよね、やっぱ…」

安田:「サイドバックやし、一緒のポジションやからプレースタイルは違うけどやっぱすげぇ気になる」

テセ:「アイツはどんどん可能性を広げてる」

カレン:「世界的なアタッカーが多い中で、(内田は)よくあそこまで封じている。リベリーも、バイエルンとの試合もテレビで見ましたけど、そういうのと対等に渡り合えるのはウッチーもすごい成長したなと」

吉田:「スゴイとは思うんすけど、ピンとこないですね。家にきて普通にゲームとかやっている人がチャンピオンズリーグで、あのでっかいスタジアムの中で、ああいうピッチでやっているのを見ると、何かすごいギャップを感じる」

槙野:「確かに俺もそれは思う。同じ世代でずっと一緒にやっている人間が、ああいう舞台でやっているとすごいと感じるし。うーん」

安田:「お前、今、その笑顔はテレビ用だろ」

吉田:「この前(第一回)と一緒!」

槙野:「待ってくれ!待ってくれ!どうすればいいんだ(笑)!」

吉田さんがますます「一般人の友達」と化していく中で、カレンさんが加えた鋭い分析が光る!

「ウッチーも成長したな」と年齢相応の上から目線www


<食事会JAPAN 海外移籍の難しさについて>

槙野:「賢い選手、ってのがイマイチわかんなかったんすよ。でもこっちきて、賢い頭を使う選手ってのがよりわかってきた」

テセ:「DFは1人のプレーじゃないから。ポジションが4バックだったり3バックだったり、ラインの調整や要求があるから。槙野は今試合に出られなくて苦しんでいるだろうけど、その苦しみこそが先につながる」

槙野:「こっちきて改めて監督の求めるサッカーを理解する能力を、もっと自分はつけないといけないなーっていうのは(感じた)」

吉田:「日本だったら何も別に言わなくても、ベテランの選手が何か言ってくれたり、待っていたら手助けしてくれるんですけど、(海外では)自分たちが変えていかないと変わらないんでミーティングとかでもバンバン意見を言うし、試合中でもバンバン意見を言うし。ボビさん(カレン)にはしゃしゃりすぎと言われます」

安田:「俺は逆に要求せずに、誰かが言ってきたらそれを一回全部やったるって思っているけどね。一回やって、できるんやアイツみたいに思わせる」

槙野:「あーなるほどね」

テセ:「最初が肝心だよね」

安田:「文句を言わずにやる」

吉田:「自分の意見をバンバン言いますよ!」
安田:「俺は文句を言わずにやるで」
カレン:「お前、しゃしゃりすぎだから!」

カレンさんは普段の言動どおり、食事会JAPANでも自分の意見は言わず、一切しゃしゃらないwwwwwwうけるwwwwwww


このように盛り上がった第二回食事会。「欧州CLに出たら脱退」「ビッグクラブに移籍したら脱退」「日本の期待を集める選手は脱退」という食事会JAPANへの厳しい参加条件に負けず、今後も多くの選手に参加してもらいたいもの。トークの実力については、「同級生」「地元の友達」「ご近所の方」レベルで十分ですので…。



食事会JAPANトークのつづきは後日放送!「Going!」に注目ください!