長谷部のヴォルフスブルクにマガト監督が帰還

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 内田篤人が所属しているシャルケを解任されたフェリックス・マガト監督だが、2年ぶりに長谷部誠が所属するヴォルフスブルクに復帰したと、クラブが発表した。契約期間は2013年まで。

 マガトはこの件について、「全てが急に決まったね。でも、自分の成功を築いた場所に戻ってくることになった」とコメントしている。

 2年前、マガトはヴォルフスブルクでブンデスリーガ優勝を果たし、シャルケに移籍。だが、結果を出すことができず解任された。

 一方、マガトが離れた後のヴォルフスブルクも、アルミン・フェーや、イギリス人のスティーブ・マクラーレンを監督に起用するも、チームは低迷。その後、マクラーレンのアシスタントを務め、日本でも指揮を執ったピエール・リトバルスキーがチームを指揮したが5試合中4敗を喫していた。

 現在リーグでは降格圏におり、下から2番目という危機的な状況にいるヴォルフスブルクは最下位のボルシア・メルヘングラッドバッハから勝ち点3しか離れていない。

 マガトは、日本人選手の勤勉さを好み、重用することが知られており、長谷部を獲得しただけではなく、大久保嘉人もヴォルフスブルク時代に獲得している。また、シャルケでの内田篤人の獲得にも関わっている。マガトの帰還が、ヴォルフスブルクに好転をもたらすか。

 なお、リトバルスキーと、スポーツ・ディレクターのディーター・ヘーネスの今後の処遇は決まっていないが、シャルケでも全権を握っていたマガトはスポーツ・ディレクターの排除を希望することと見られている。

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