バルセロナのフットボール・ディレクター、ラウル・サンジェイ氏は8日、チェルシーが5000万ポンド(5860万ユーロ)も払ってフェルナンド・トーレスを獲得したことに衝撃を受けたと話した。

「支払われた金額にショックを受けた。バルセロナだったらあんな契約はしなかっただろう」と話した。ただし、この移籍で、「チェルシーは強く、リヴァプールは弱く」なったため、「こうした補強の付加価値として、自チームを強くすると同時に相手を弱くするということがある」と付け加えた。
バルセロナはこの冬の支出は、PSVからMFイブラヒム・アフェライを獲得した300万ユーロのみ。これまでの大型補強とは大違いだ。

1年半前、バルサは4600万ユーロと言われる移籍金+サミュエル・エトーという条件で、インテルからズラタン・イブラヒモヴィッチを獲得。それもあって、クラブは4億ユーロ以上の負債を抱えた。昨季の8000万ユーロの損失を受け、緊急借り換えを必要としたクラブは、初めてユニフォームの胸のスポンサー契約を結んだのだ。そのカタール・ファウンデーションは2011-12シーズンから今後5シーズンにわたって、1億5000万ユーロを払い、ブラウ・グラーナの胸にロゴを入ることが決まっている。