セリエAの各指揮官たちによって選出される2009-10シーズンの「パンキーナ・ドーロ(年間最優秀監督賞)」に、元インテルで現在レアル・マドリーを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が選出された。ミランのマッシミリアーノ・アッレグリ監督も、同監督に投票したとのことで、「彼はこの賞にふさわしいよ。昨シーズンはすべてに勝ったのだからね」と、妥当な受賞との見解を示している。

一方で、6日のジェノア戦で引き分け、ライバルたちが追いかけてきていることについて話さないわけにはいかないだろう。アッレグリ監督は次のように話している。

「スクデット争いが最後まで続くことは分かっていた。インテルには多くのクオリティーがあり、それはナポリやローマも同じだ。だが、私はミランのことを気にしており、多くの負傷者の回復を心配しているよ。特にチャンピオンズリーグも再開する今後に向けてね」

だが、アッレグリ監督は「現時点で我々はリーグ戦の首位に立っている。スクデットに向けて自分が有利だと感じるのは普通のことだ」と、その野心も隠さなかった。

アッレグリ監督と同じように楽観を失っていないのが、DFチアゴ・シウバだ。ブラジル代表としてフランス代表との一戦に向かった同選手は、「(ジェノア戦の)前半は素晴らしい試合をしていた。後半はペースが落ちてしまったけど、これが正しい道なんだ。このまま続けたい」とコメント。逆転されることやインテルに対する恐れはないと強調している。

「(インテルは)僕らのように良いチームだけど、どのチームのことも恐れてはいないよ。去年の彼らはすべてに勝った。そして今はその素晴らしいプレーを再び見せつつある。イタリアサッカー全体にとって素晴らしいことだよね」

また、ブラジル出身ながらチェーザレ・プランデッリ監督率いるイタリア代表に招集されたインテルMFチアゴ・モッタについて、チアゴ・シウバは「セレソンにとっては損失だね。彼は素晴らしい選手だからだ。ピッチの外でもとても素晴らしい人なんだよ。イタリアに多くを与えられるはずさ」とエールを送っている。