テレビゲーム機XBox360が、恋愛シミュレーションゲームを相次ぎ発売予定していることについて、韓国から「なぜ女性を触ったりセクハラをする、恥ずかしいゲームばかり発売するのか」と批判の声が上がった。

韓国のIT専門サイト「ZDNet Korea」は8日、「日本のXボックス360、なぜ恥ずかしいゲームばかり出すのか?」と題した記事で、「XBox360は、韓国のゲームマニアの間でも注目を集めているものだが、日本では家庭用ゲーム機という言葉がむなしいほど、恥ずかしいゲームであふれ返っている」と伝えた。

XBox360は今冬、女性キャラクターとデートをしたりして遊ぶ「DREAM C CLUB ZERO(ドリームクラブ ZERO)」や、女性キャラクターから次々と告白される「ぎゃる☆がん」の発売を予定している。どちらもゲーム中に軽度の性描写が入るため、D(17歳以上対象)に指定されている作品。ZDNet Koreaによると、XBox360は来年上半期までに、このようなジャンルの作品を6作品発売する予定で、これはWiiやプレイステーション3よりも3〜4倍多いという。

海外メディア関係者らは「日本はXBox360を成人ゲーム機化させようとしている」「このようなソフトが他国に搬入されると、家庭用ゲーム機に対する否定的な認識が生まれる」と日本の開発者を批判。ZDNet Koreaも「まるで成人ゲームのよう」と指摘した。

海外で問題視される恋愛シミュレーションゲームの相次ぐ発売だが、作品の開発者側や、日本のマイクロソフト側は問題ないとの立場を見せている。ZDNet Koreaが「性をテーマにしたゲームの発売は、問題ではないのか」とマイクロソフトに質問したところ「規定上、お答えできません」との回答があったという。


参照:日本のXボックス360、なぜ恥ずかしいゲームばかり出すのか? - ZDNet Korea

(文:林由美)

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