バロンドール候補3人がバルサの選手。その内の2人がスペイン代表というスペイン代表とバルサ色に染まったバロンドール。監督部門でもバルサのグアルディオラ監督、スペイン代表のデル・ボスケ監督、R・マドリーのモウリーニョ監督が3人の優秀監督候補に挙がり、スペインのチームが独占。モウリーニョ監督は昨シーズンのインテルでCLを獲得したことが評価対象ではあるものの、スペインに全てが集中する形になっている。

 フランスフットボール誌はまず、2008年ユーロ優勝、そして2010年南アフリカW杯で優勝したスペイン代表を、「現在の世界サッカー界にスペイン流を浸透させ、他の競合国をはるかに上回る域に達した」と最高級の評価を与えている。さらに、現在のサッカー界では、「スペインとその他という構図になっており、11人のサッカーでスペイン人がいつも勝つという独占になりつつある」と続けている。

 バロンドール候補の3人については、「2人のW杯チャンピオンと2009年の最優秀選手の3人。エレガントで高い階級での争いになった」とこちらも高評価だった。スペイン代表、バルサの活躍が目立った2010年。チャビ、イニエスタ、メッシという生え抜き選手がバルサから選ばれたことはカンテラ選手達にも希望を与えることに繋がるだろう。

(スペイン通信)