ドイツの自動車専門誌「アウトビルト」(AutoBild)が日韓の自動車を比較分析した「韓国対日本、宿命の決闘」という記事が韓国で話題を集めている。韓国メディアは、「欧州での品質評価で、韓国車が日本車を上回った」と歓喜の声をあげた。

 「アウトビルト」は11月、軽自動車やコンパクト車、ミニバンなどについて、韓国車と日本車の内外装、車体、駆動系、快適性、走行性、経済性など5項目で評価した。同誌によると「韓国車が品質面で日本車を上回った」という。

 評価の対象になったのは、現代i10とスズキ・アルト、現代i20とマツダ2(デミオ)、現代ix20とホンダ・ジャズ、現代サンタフェと日産ムラーノ、起亜ソウルと日産ジューク、起亜シドとトヨタ・オーリス、起亜スポーティジとトヨタ・RAV4の14車種。韓国車のi20とソウル、シドを日本車より高く評価、スズキ・アルトとトヨタ・RAV4は比較対象の韓国車を上回るとの結論を示した。韓国車が3勝2分け2敗となった。

 「アウトビルト」は「現代・起亜自動車が短期間に日本車に追いついたスピードはヨーロッパメーカーを含めたライバル社に脅威」と指摘。韓国メーカーは「早く学び、早く改善する企業文化をもっている」と分析した。

 現代・起亜自動車関係者も「韓国車が性能と感性、耐久性など全領域で日本車のレベルに接近あるいは追い抜いた」と述べ、「ブランドのイメージが改善され、販売も伸びる」と期待した。

 韓国メディアは、「韓国車が日本車メーカー5社を撃破」、「現代・起亜自動車がヨーロッパで日本のオールスターを完破した」などと、喜びを爆発させた。「アウトビルトは権威ある自動車専門誌」と強調し、その評価の信ぴょう性を強調する報道が相次いだ。(編集担当:金志秀)



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