「学生の中に一体どれだけのスパイがいるんだ」と顔を強張らせる学生たち。それもそのはず、北京大学は「臉罪(顔の罪)」なるものを制定し、劉曉波氏の受賞に“尋常でない喜び”ようをみせた者に対し、面談を行うという。学生たちは、「自分たちがどんな表情だったかをなぜ大学側が知っているのか」と驚いている。

綜合外電が報じたところでは、20日、北京大学は民主活動家劉曉波氏がノーベル平和賞を受賞した8日当日、外で集まってお祝いパーティーをした学生たちの奨学金申請資格を一律取り消しにすると発表した。更に、当日“尋常でない喜び”が見られた者については、大学が面談を行うことになり、これまでに少なくとも7人の面談が決まっているという。

面談が決まった学生は「今はヘタに話もできず動けない」と話す。皆で集まってご飯を食べることができなくなっただけでなく、顔の表情まで厳格にコントロールしなければならないのだ。今後更に面談者が増えると考えられ、楽観できない状況である。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)

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