ミランは15日のセリエA最終節でユヴェントスを3−0と下した。この試合をもって、レオナルド監督はチームを去ることになる。アドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は試合後、指揮官の退任を残念に思うと述べつつ、クラブ運営やオーナーのシルヴィオ・ベルルスコーニ氏に抗議したサポーターを批判している。

リーグ最終節にもかかわらず、スタジアムに姿を見せなかったベルルスコーニ・オーナーを批判する声に対し、ガッリアーニ副会長は「会長がいなかったのは、調子が良くなかったからだ。それは全員が知っていることだよ」と反論。さらに、次のように続けている。

「このクルヴァ(ウルトラス)は慈悲がないね。とても寛容さがない。ベルルスコーニがミランを手にしたとき、クラブは裁判所にいたことを思い出してもらいたいよ。彼のアイディアと投資のおかげによって、我々はチャンピオンズリーグのファイナルを8度も戦ったんだ。ほかのクラブではないことだよ。その8回のうち、3回はここ数年の出来事だ。素晴らしい結果を残してね。この抗議を受け入れることはできない。ベルルスコーニがいなければ、ミランはかつてのようにさまよっていたんだよ」

一方で、ガッリアーニ代表取締役は、FWアレシャンドレ・パトの残留をあらためて強調。「彼こそ未来であり、会長の肝いりなんだ。それから、私もクラブを去らないよ。むしろ、しっかりと椅子にくくりつけられているんだ」とつけ加えている。