「僕はとても満足しているし、すべてに勝つためにミランに残りたい。ただ、僕はミランの選手であって、未来を決めるのはクラブだ」。

ミランFWアレシャンドレ・パトが自らの将来について、このようにコメントした。同選手はレアル・マドリーやチェルシーといったビッグクラブからの関心が報じられており、特に熱心なのはカルロ・アンチェロッティ監督が率いるチェルシーと見られている。

昨シーズンまでミランで指揮を執った恩師のアンチェロッティ監督から電話がかかってきたら、パトはどうするのだろうか? 本人は電話には出るとしたが、「それはただあいさつをするためだよ」とコメント。アンチェロッティ監督がプレミアリーグへの移籍を望んだらどうするかと問われると、次のように答えている。

「ミランが決めるさ。カルロは素晴らしい人だ。彼は友人というだけでなく、イタリアで僕を成長させてくれた人なんだよ。ただ、僕はミランと2014年までの契約を結んでおり、ミランに残ることをとても幸せに思っている」

一方、ミランはレオナルド監督の去就も取りざたされているが、パトは同監督の残留を望んでいるそうで、「素晴らしいリーグ戦をやってきたんだから、そうなることを願っている」と語った。ただし、今のパトは、特に南アフリカ・ワールドカップに集中しているそうだ。

「何としてでも南アフリカに行きたい。難しいことは分かっているよ。2カ月もケガで戦列を離れていたからね。でも、ジェノアとの前節で復帰したし、調子は良いんだ。今はドゥンガ監督の決断を待つばかりだよ」