「テルマエ・ロマエ」は現在1巻が発売中!抱腹絶倒間違いナシ!/(C)ヤマザキマリ/エンターブレイン

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全国の書店の、マンガを愛する担当者によって毎年“今一番フレッシュで人に薦めたい”マンガを選ぶ「マンガ大賞」。この「マンガ大賞2010」に、古代ローマと現代日本の“フロ”をテーマにしたギャグマンガ「テルマエ・ロマエ」が選ばれた。選考委員が絶賛したという同作、一体どんなマンガなのだろうか?

【写真】中身をちょい見せ!ローマの大衆浴場にいた主人公が…

コミックビームで連載中の「テルマエ・ロマエ」(ヤマザキマリ/エンターブレイン)は、ローマ帝国最盛期の話。失業した古代ローマの風呂専門の設計技師・ルシウスが主人公だ。友人と大衆浴場に行ったルシウスは、周囲の騒がしさに嫌気がさし、湯に潜る。湯の中で、謎の力に引っ張られたルシウスが顔を上げると、なんと古代ローマから現代の日本の銭湯へタイムスリップ! 戸惑いながらも、日本のカルチャーに圧倒される…というストーリーだ。

とにかくおもしろいのは、タイムスリップに気づかないルシウスの新鮮なリアクション。日本人を“顔の平たい奴隷”と決めつけるシーンや、“フルーツ牛乳”を飲んだ時の「美味いッ!!」という驚き、冷たい飲み物や、フタがあることへの驚き、“古代ではありえない”見知らぬ文明品の数々に驚き、リアクションを見せるルシウスに、笑えてきてしまう。

このストーリーに、選考委員たちも絶賛。「『風呂+ローマ=ギャグ』の天才的な発想に一票!」(漫画全巻ドットコム・安藤拓郎)、「素朴で親切な“平たい顔族”と、きまじめなローマ人のかみ合ってないようでかみ合っている会話や、現代でのルシウスのリアクションがいちいち衝撃的!」(伊吉書院・中村深雪)など、発想力の豊かさに舌を巻く委員が続出し、大賞獲得となった。

抱腹絶倒間違いなしの「テルマエ・ロマエ」。古代ローマと現代日本の風呂事情のコントラストにも注目して。ただし、電車で読んで笑っていると不審者扱いされてしまうので、ご用心!【東海ウォーカー】

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