ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役とサポーターは、レオナルド監督が考えを変えることを望んでいる。だが、同監督の運命はもはや決まっているようで、それはとても難しいことだろう。
後任候補に挙がるのは、いつもと同じ名前だ。まずは下部組織を率いるフィリッポ・ガッリ監督である。ただ、オーナーのシルヴィオ・ベルルスコーニ氏のお気に入りであるマルコ・ファン・バステン監督も外してはいけない。

レオナルド監督は4日もミラネッロ(練習場)の出口でサポーターから拍手を送られている。1日のフィオレンティーナ戦に続き、またもファンが同監督への愛情を示した形だ。そのサポーターたちに対し、ガッリアーニ代表取締役は「パトはアンタッチャブルであり、100%ミランに残る」と語った。FWアレシャンドレ・パトの獲得を望むチェルシーとレアル・マドリーに対する、断固としたメッセージだ。

さらに、同じことはFWロナウジーニョ、DFチアゴ・シウバ、FWクラース・ヤン・フンテラールにも言えるという。なお、パトはついにチーム練習に復帰しており、ガッリアーニ代表取締役が言っていたように、次節ジェノア戦に出場する可能性がある。

一方、ロナウジーニョについては、契約に関するクラブとの会談が延長されたようだ。年俸800万ユーロ(約9億8000万円)の同選手は来季、400万ユーロ(約4億9000万円)のサラリーキャップに妥協しなければならないと見られる。ただいずれにしても、ミランにとってロナウジーニョを諦めることはできないだろう。