「オレたちの方が良いチームだし、オレたちが有利だ。ラウンドを突破するよ。オレたちのシーズンはあと7試合残っているんだ」

バルセロナFWズラタン・イブラヒモビッチは、自身とチームメートたちを盲目的に信じている。チャンピオンズリーグ(CL)準決勝ファーストレグで、古巣インテルに1−3と敗れた同選手だが、セカンドレグに向けて冒頭のように意気込みを語ったのだ。

イブラヒモビッチはスペイン『スポルト』のインタビューで、このように話している。

「オレたちが有利だよ。それに変わりはない。オレたちは間違いなくインテルより良いチームであり、すでに彼らのことは(グループリーグで)倒しているんだ。ファイナルへ進出するために、自分たちが何をしなければいけないかも分かっているし、満員のカンプ・ノウであればやれるはずだよ。0−1で負けたようなものなんだ。オレたちは2ゴールを挙げなければいけない。ホームでのこの2試合、オレたちは何ゴール決めたっけ?」

アーセナルを相手に4ゴール、そしてデポルティボを相手に3ゴールだ。さらにその前のホームゲームでも、バルセロナはアスレティック・ビルバオから4得点を奪っている。

イブラヒモビッチは「残念なことにオレは悪いタイミングでケガをしてしまった。でも、まだ7試合が残っているんだ」ともコメントしている。リーグ戦は残り5試合。そしてインテルとのセカンドレグを加えれば、残り試合は6となる。イブラヒモビッチが言う「7試合」というのは、CL決勝を含めてのことだろう。「残りの7試合で、ケガをする前に望んでいたゴール量産を実現したい」。

一方で、イブラヒモビッチは自己批判もしており、このように正直に“告白”している。

「インテル戦よりもオレはもっとやらなければいけない。負けたときなら当然のことだけどね。(スペインへの)適応に関しては、思っていた以上にうまくいった。でも、今のイブラはインテルでプレーしていたころのイブラじゃない」

「オレはもっとバルサのプレーに入り込まなければいけないんだ。もっと理解しなければいけない。時間がかかるのは普通のことだけどね。ここでは1試合のうちに5、6、7回と決定的チャンスが訪れる。イタリアでは一つしかなく、それを生かさなければいけない。だから、イタリアで5年を過ごしたオレは、適応する必要があるんだ。(両国のリーグは)とても違うんだよ」

「オレはセカンドレグに向けて大きな意欲を感じている。自分の中に激しい怒りがあることが分かるんだ。全員がセカンドレグに向けて怒りを感じている。ただ、それをコントロールしなければいけないけどね。それに、まずはヘレス戦に集中しなければ。来週のことばかり考えていたら、集中を失ってしまうからね。まずは一つずつだ。最初はヘレス、それからインテルだよ」