バルセロナとのチャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグで、試合後にユニフォームを地面に投げつけたことが問題視されているインテルFWマリオ・バロテッリ。試合から一夜明け、バロテッリはこの件について詳しく話さなかったが、自分は落ち着いているとのコメントを残している。

「オレはずっと落ち着いているよ。世界最高の選手になる準備ができている。オレはずっとこうなんだ。子供のときからこの夢を抱いてきたし、誰よりもそれをぶち壊したくないと思っている」

「オレは人生の80%を、スポットライトを浴びながら生きている。いつも笑っていることができないのは普通のことだ。特に、うまくいっていないときはね。みんなが残りの20%を見れば、オレがポジティブな人間だってことが分かるはずだよ」

また、CONI(イタリアオリンピック委員会)のジャンニ・ペトルッチ会長は、バロテッリについて、「説教などはしたくない。自分のやることには責任があり、彼は自分で責任を負うべきだ。それに気がつくことを願っているよ」とコメント。一方で、バルセロナを下したインテルに賛辞を送った。

「我々は素晴らしい結果を得た。だが、まだ勝負は決まっていない。インテルは前半に勝っただけだ。これからバルセロナで後半がある」

「イタリアには3つの素晴らしいチームがある。一つはもちろんインテルで、イタリアに大きな満足感をもたらしてくれている。もちろん、ジョゼ・モウリーニョ監督と選手たちの功績だ。しかし、インテルの成功を主につくったのは、マッシモ・モラッティ会長だと思う。彼がこの偉大なチームをつくったんだ。わずか数年前まで、イングランドの力がすごいと言われていたがね」

「2つ目はローマだよ。セリエAの首位チームで、素晴らしいリーグ戦を送っている。クラウディオ・ラニエリ監督の見事な仕事によってね。だが、最高の結果を出している3番目のチームも忘れてはいけない。それは審判たちのことだ。騒動は常にあるだろうが、真剣かつ真摯な改革が行われた。若くて優秀な審判がたくさんいるんだ」