英紙『サン』によると、ミランがマンチェスター・ユナイテッドFWディミタール・ベルバトフの獲得を望んでいるという。同選手はマンUであまり活躍できておらず、アレックス・ファーガソン監督が先週、シーズン後の同選手の売却を認めたようだ。

『サン』は匿名のミラン内部関係者の話として、ミランがベルバトフを気に入っており、2300万ユーロ(約28億8000万円)のオファーを準備していると伝えた。いずれにしても、マンUが2008年夏にトッテナムから同選手を獲得したときに投じた3500万ユーロ(約43億8000万円)を大きく下回る金額だ。

一方、マンUはインテルのジョゼ・モウリーニョ監督がファーガソン監督の後任として呼ばれるという。『サン』によれば、ファーガソン監督は来シーズン後の退任を宣言し、クラブに後任探しを急ぐように求めたようだ。そしてその候補として最右翼に挙げられているのが、モウリーニョ監督というわけである。

だがクラブ内部では、ファーガソン監督と違い、モウリーニョ監督が長期に渡って指揮を執る指揮官ではないとの見方もあるという。モウリーニョ監督以外では、バルセロナのペップ・グアルディオラ監督やアストン・ヴィラのマーティン・オニール監督が候補と言われる。

一方、イングランド代表のファビオ・カペッロ監督やアーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督、元チェルシーのフース・ヒディンク監督らは、魅力的ではあっても現実的ではないようだ。カペッロ監督は年齢、ヴェンゲル監督は長年に渡るライバル関係がネックとなり、ヒディンク監督は代表チームを好んでいるとされる。