16日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグで、インテルをホームに迎えるチェルシー。緊急事態を受けてファーストレグでは左サイドバックを務めたFWフローラン・マルダは、セカンドレグではトリデンテ(3トップ)の一角に戻ることとなる。

15日、カルロ・アンチェロッティ監督とともに記者会見に同席した同選手は、次のように語った。

「僕の本来の役割になるね。すぐにゴールを奪う必要はない。忍耐強くならなければいけないよ。1ゴール以上決まるだろう。ファーストレグからすでに僕らはたくさんのチャンスをつくっている。それに、(ディディエ・)ドログバの調子が助けになるだろう。(ジョゼ・)モウリーニョ監督が戻ってくる? 僕らよりも、サポーターにとってより重要なことだろう」

また、モウリーニョ監督とアンチェロッティ監督の違いについて問われると、マルダは「ルックスかな?」と笑いながら返答。アンチェロッティ監督は冗談めかしてマルダを叩き、「明日は左サイドバックをやれ」と言い放った。

一方、アキレス腱断裂でワールドカップ出場が絶望的になったミランMFデイヴィッド・ベッカムについて、昨季ミランヘ同選手を連れてきたアンチェロッティ監督は、次のように嘆いている。

「とても残念だ。彼がどれだけ大会出場を望んでいたか、知っているからね。彼は昨年、ミランでその機会を求め始めた。早い復帰を願っている。彼のキャリアの統括などはしたくない。まだ終わっていないからだ」