2010年3月大学等卒業予定者の就職内定率が、80%という低水準にとどまっている実態が、厚生労働省と文部科学省が取りまとめた2月1日現在の就職内定状況等の共同調査で判明した。いまだ就職できない16万人超の学生がおり、かつてない就職難となっている。

 大学の就職内定率は80.0%で前年同期を6.3ポイント下回った。男女別にみると、男子は80.1%で前年同期を6.4ポイント下回り、女子は79.9%で前年同期を6.3ポイント下回っている。

 短期大学の就職内定率(女子学生のみ)は67.3%で、前年同期を8.5ポイント下回っている。専修学校(専門課程)の就職内定率は72.4%で前年同期を6.4ポイント下回っている。高等専門学校の就職内定率(男子学生のみ)は97.3%で前年同期を1.7ポイント上回っている。

 2010年3月の卒業予定者数は、大学56万人、短大7万1千人、高専1万人、専修学校26万2千人、このうち就職希望者数は、大学40万5千人、短大5万5千人、高専5千7百人、専修学校23万3千人、就職内定者数は、大学32万4千人、短大3万7千人、高専5千5百人、専修学校16万8千人だった。
就職内定率2月

2011年新卒採用数 4社に1社が減らす予定
派遣の契約更新が難しくなってきたと実感  約7割
就活学生のエントリー社数、すでに前年の4月時点に匹敵!

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