「17歳の肖像」
 日本時間の2月2日深夜に発表された、第82回アカデミー賞のノミネーションで、未知の世界へ憧れる多感な少女を描いた映画「17歳の肖像」(現題:AN EDUCATION)がアカデミー賞作品賞・主演女優賞・脚色賞にノミネートされたことが明らかとなった。

 「17歳の肖像」は、オックスフォード大学を目指す優等生のジェニーが、倍も歳の離れた魅力的な大人と恋に落ちたことから始まるヒューマン・ドラマ。「幸せになるためのイタリア語講座」でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した、女性監督ロネ・シェルフィグがティーンの揺れ動く感性を繊細に描き上げた。

 主人公ジェニーを演じ、主演女優賞にノミネートされたキャリー・マリガンは2005年に映画デビューを果たした24歳の新鋭。2009年サンダンス映画祭で本作が上映されるや、“21世紀のオードリー・ヘップバーン”と欧米メディアが絶賛するなど、映画界で一躍脚光を浴びている。

 今回のノミネートに対し、キャリー・マリガンは「この状況を良い意味で非常に驚いているわ。私たちはとてもラッキーだと思う。撮影時には6週間、低予算で撮影したので、こうなることを考える暇さえなかったし、誰もこうなることを想像してなかったわ」と喜びのコメントを寄せている。

 第82回アカデミー賞授賞式は3月7日、映画「17歳の肖像」は4月17日(土)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー。

「17歳の肖像」ストーリー

1961年、ロンドン郊外。16歳のジェニーはオックスフォード大学を目指す優等生。ある雨の日、彼女は、倍も歳の離れた魅力的な大人の男性と出会い恋に落ちる。そして、今までの勉強ばかりの日々からは想像もできなかったような、刺激的な大人の世界を体験してゆく――。

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