ユヴェントスは13日のナポリ戦(コッパ・イタリア)で、一部サポーターがインテルFWマリオ・バロテッリに対する人種差別的な野次をしたとして、クルヴァ・スッド(ウルトラスが陣取るゴール裏)が1試合の閉鎖処分を受けている。16日、記者会見に臨んだチーロ・フェッラーラ監督は次のように述べ、イタリアにはスポーツ文化がないと嘆いている。

「私はあらゆる類の人種差別と暴力に反対している。我々のサッカーやスポーツ文化は結果に結びつけられている。うまくやればすべてがOKだが、ダメだったら問題になるということだ。応援をするよりも、相手を侮辱することを考える。どうしようもないよ。プレミアリーグのことを考えるね。降格になったチームがゴール裏に行き、サポーターから拍手をもらうということがよくある。我々もそういうことができたら、より飛躍することができるはずだ」

「イタリアではスポーツ文化が存在しないんだよ。ローマ戦でクルヴァ・スッドが閉鎖になったこと? 自分たちのサポーターの一部がいないということは、決してアドバンテージにならない。全員にとっての敗北ということだよ。クラブはあらゆることをやったけど、監督責任ということで処分を受けたんだ」