ラツィオとの契約を解除してインテルへ移籍したFWゴラン・パンデフについて、ラツィオのダヴィデ・バッラルディーニ監督が厳しく批判した。契約解除をめぐる係争のなかで、バッラルディーニ監督が言ったことに対し、パンデフが批判していたのだが、6日のリヴォルノ戦を前にした記者会見で、バッラルディーニ監督が反論した形だ。

「(パンデフの発言は新聞で)読んでいないが、明確でなければいけないね。彼はもうラツィオに残るつもりがなかった。そしてまず、ラツィオから自由になり、別のところでより重要な金額を稼ぎ始めたんだ。4カ月に渡って医療サポートがなく、かこわれていたと言うのは正しくないと思う。明確に、そして誠実になろうじゃないか」

「選手が出て行きたがったり、別のところで稼ごうとしたりするのは理解できる。だが、サポートなしでかこわれていたと言うのはダメだ。彼は常に尊重されていた。だが何よりも、それぞれの役割を尊重し、年上の人たちに敬意を払わなければならない。私が審議のときに言ったのは、試合直前まで一週間を通じ、彼がチームと一緒に練習していたということだ。おそらく、言うことが常に事実ではない人間というのは、特別な利益を抱えているんだろう。倫理とプロ意識というものを欠いている」

一方、バッラルディーニ監督は移籍が噂されるDFアレクサンダー・コラロフについて、「彼は偉大な選手で、どんな世界のトップレベルのクラブにもふさわしい。そのうえで、代えの利かない選手というのはいないんだよ」とコメント。同選手の退団の可能性については、「私ではなく、クラブに聞くべきだ。私は私の意見を言うが、決めるのは私ではない」とコメントしている。

また、トンマーゾ・ロッキやフリオ・クルスの退団も噂されるが、バッラルディーニ監督は「チームにはマキンワとインザーギ、サラテ、フォッジァたちもいる。多すぎるね」と語った。