ミランFWアレシャンドレ・パトが、クラブが主催したファンとのチャットに応じた。ブラジルやポルトガル、インドネシアからコロンビアまで、世界中からファンが質問を寄せたチャットは大成功。パトも自らの情熱やプロジェクトを語り、「ミランですべてに勝ち、世界最高の選手になりたい」という意気込みを示した。

大ファンというブラジルの女性に対し、パトは「アイドルはロナウドだよ。彼がやったことすべてをやりたいと思っている。僕は彼を見て、彼に憧れながら育ったんだ。ここミランで彼と一緒にプレーできたとき、僕がうれしかったのは当然でしょ」とコメント。カルロ・アンチェロッティ前監督の「クリスマスツリー型」と、レオナルド監督による現在のフォーメーションのどちらが良いかと尋ねられると、「僕は常に監督が求めることをしようとしている。アンチェロッティ監督ともそうだったし、レオナルド監督ともそうだよ」と切り抜けた。

さらに、若いポルトガルのファンに対しては、「僕はまだまだたくさんのことを学ばなければならない。努力して、練習で励み、もっとうまくて有名なチームメートたちから学ぶんだ。彼らの秘密を盗もうとしてね。僕は4歳のとき、自分の街のサッカースクールでサッカーを始めた。そのときから、やめたことはないんだ」と、さらなる努力を誓っている。

また、弁護士やエンジニア、学校の先生など、サッカー選手以外で何になりたかったかと聞かれると、「まずはもっと勉強をしたかった。もっともっとね。そして、フィジオセラピストになりたかったかな」と答えている。おそらくは、彼とミランのメディカルスタッフの良好な関係を示すものと言えるだろう。

さらに、「カカーとまた一緒にプレーしたいけど、ここミランで実現したいね」と言うパトは、将来については「様子を見よう」とだけコメント。最強のチームはバルセロナで、世界最高の選手はFWリオネル・メッシだとの考えを明かした。なお、注目の若手については、チームメートのイニャツィオ・アバーテの名前を挙げている。

一方で、プライベートについては、「ラザニアとピッツァはがまんできない」とのこと。自由時間の大半はインターネットか睡眠に費やしているそうで、「僕は居眠りの“ファン”なんだ。うたた寝できるときは、いつもそうしている」と明かした。