3日のセリエA第7節でウディネーゼに2−1と勝利したインテル。決勝ゴールが決まったのは、終了直前のロスタイムだったが、マッシモ・モラッティ会長にとっては特に大きなことではないようだ。彼が関心あるのは、チームのパフォーマンスであり、その意味では、会長はウディネーゼ戦のインテルが周囲を落胆させるものではなかったと見ている。

試合から一夜明け、モラッティ会長は伊『スカイ・スポーツ』に対し、次のように話している。

「チームは良かったと思う。美しく、激しい試合で、どんなゲームも非常に難しいということを分からせてくれた。特にウディネーゼのように、相手がとてもよく組織されていればね。彼らは本当に素晴らしいところを見せたよ。最も大切なのは、我々がチームスピリットと勝利への意欲を持っているということだ。クオリティーはあるのだから、勝利を目指す気迫があれば、選手たちはベストを発揮できるはずだ」

また、最後にチームに加わり、ウディネーゼ戦で初のゴールを挙げてチームを勝利へと導いたMFヴェスレイ・スナイデルについて、モラッティ会長は満足しているようだ。

「彼はとてもよくやった。少し休んでいたが、さらに良くなったね。ミランとのダービーのときのようだった。彼が最高の補強だったことは、すぐに分かったはずだ。チームにとって非常に有益な選手だよ。ゴールにふさわしかった」

一方、本拠地サン・シーロの観客は、MFサリー・ムンタリに対して厳しい反応を示したが、モラッティ会長は次のように強調している。同選手を非難するべきではないと考えているようだ。

「彼はいくつかのミスを犯したが、以前はとてもよくやっていた。観客は悪意があるのではなく、気にかけているのさ。どうなるか微妙な試合だと、おそらくは私もそうだと思うが、ミスを許せなくなってしまうものなんだね。ただ、確かに彼はミスを犯したが、致命的なものではなかった」

また、ジョゼ・モウリーニョ監督とユヴェントスのチーロ・フェッラーラ監督が舌戦を繰り広げていることについて、モラッティ会長はこのように話すにとどまった。

「あなたたちジャーナリストにとっては、とても良いことなんじゃないかな。結局のところ、サッカーはこういうものでもある。人々はこれも望んでいるんだ。我々全員がこういうことを追いかけている。それでいいじゃないか」

最後に、モウリーニョ監督が決勝点の際に舌を出すジェスチャーでゴールを喜んだことについて、モラッティ会長は「大事なのは試合に勝つことだ」とだけ話している。