■アドリアーノ先制点で2−1
 セリエA第24節の大一番、首位インテル対2位ミランのミラノダービーが15日に行われ、インテルが2−1で勝利した。インテルはこれで勝ち点を56とし、ミランは同45でその差11ポイント。インテルの優勝がぐっと近づいた勝利となった。
 通算270回目を迎えたダービーは、29分にマイコンのクロスからアドリアーノが決めてインテルが先制。前半終了間際にはムンターリのFKからイブラヒモヴィッチがつないで、最後はスタンコヴィッチが決めてリードを2点に広げた。
 負傷によりカカを欠いたミランはロナウジーニョとパトのコンビネーションなどでゴールに迫り、ボールポゼッションもインテルを上回ったが、結局反撃は71分にパトが1点を返したにとどまった。
 
 3位ユヴェントスはサンプドリアとホームで戦い、1−1で引き分けた。インテルが勝利したことを考えれば痛恨のドローで、インテルとの勝ち点差は9ポイントに開いた。
 また、ローマはアタランタに0−3完敗。ジェノア対フィオレンティーナは3−3で勝ち点1を分け合った。
 
 カターニアはキエーヴォとアウェイで対戦し、12分にレデスマのPKで先制したが、ロスタイムに追いつかれて1−1で引き分けた。森本貴幸は先発出場して86分までプレーした。