空いた時間を見つけて美術館に行くという片瀬那奈。最近、訪ねたのは東京・品川区の原美術館。その他「キース・ヘリングが特に好きなので、山梨の中村キース・ヘリング美術館がお気に入り」と話していた。<br>(会場:東京・府中市美術館、撮影:野原誠治)
 女優の片瀬那奈(27)がテレビ東京のドキュメンタリー番組「未来につなぐ〜絵から生まれるメッセージ」(21日の午後4:00〜5:15に放送)のナビゲーター役に抜擢。3日、東京・府中市美術館で番組の収録とPRを行った。

 番組は3つのストーリーに分けられた「絵」と「絵本」のドキュメンタリー。その「絵」と「絵本」に興味が深いという片瀬がガイド役を務める。「社会派のドキュメンタリーのように重くなく、若い人にも身近に感じてほしい」という制作側の狙い。片瀬はその期待に応えるべく、用意されていた台本どおりのセリフではなく、ところどころ分かりやすい表現に変えていたいう。

 「絵本」好きのエピソードとして片瀬は「今でも全部のセリフが言えるぐらい好きな本がある」と紹介。続けて「子供ができたら、出版するしないは別にして、読み聞かせる絵本をつくりたい」とイメージを膨らませた。すると「産めるならスグに産みたい!」と勢いづいた片瀬。「でも、結婚が先か…」と語った後「できちゃった結婚は絶対ありません!」と被せるように発言。周りから笑いを取っていた。


■報道特別番組「未来につなぐ 〜絵から生まれるメッセージ」について

 女優の片瀬那奈が案内人となり、絵に秘められた3つのストーリーを描いていくドキュメンタリー番組。

 その物語の一つ。60年以上前に描かれた少年航空兵(海軍飛行予科練習生、現81歳)の絵日記が見つかったことが発端。3年前、その絵日記を家族たちが押入れの中から発見。関心を呼んだのは“絵の内容”。コミカルなタッチ、そして、あふれる笑顔が意外だったのだ。これらの絵が戦時中に描かれた(上官の目を盗んで書いていたらしい)のが信じられないばかり。「青春の絵日記」と題された41枚に及ぶ絵。死と隣合わせの状況で、何故このような絵画が生まれたのか?様々な関係者の証言をもとに、航空隊の養成所(予科練)に所属していた当時の若者たちの思いや生活の様子を取材している。

 その他のストーリー。自閉症を克服、企業のポスターを請け負うなどの画家の道へ歩んでいった26歳の青年・太田宏介さんの作品や、お父さんにも絵本を読み聞かせることを促進するパパス・プロジェクトの模様などを伝えている。

 語りは「ワールドビジネスサテライト」のキャスター、小谷真生子。(以前、別の番組で小谷が、ある企業の社長室でこの絵日記の写しと出会う。これをキッカケにこの番組で小谷がナレーションを務めることに)

2009年2月21日(土)の午後4:00〜5:15、テレビ東京で放送

■関連情報
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