ACミランのブラジル代表MFカカ(26)の獲得に失敗したマンチェスター・シティ。“SKY”のインタビューに応じたマンチェスター・シティのクックCEOは、交渉成立目前で態度を一転させたACミランへの怒りをあらわにした。

 「カカは、間違いなく移籍リスト上の選手だった。数週間前から水面下では合意に達していた。3、4回の話し合いの後、ACミランはカカ売却の方針を固めており、我々は契約を終結させる段階に進んでいた。大詰めの段階で、突然ACミランは態度を一転させた。政治または、世論のプレッシャーを感じたのだろう。我々のシナリオは大きく変わった」とクックCEO。

 また「ACミランが許可する前にカカ本人とコンタクトを取った」と報じられていることについては「カカと会った事実はない。代理人(カカの父親)とは会ったが、年俸の提示はしていない。『チームを強化したい』という純粋な目的でカカの獲得を願っていたが、ACミラン側は移籍金にのみ関心を示していた。一流選手の移籍交渉はとても難しい。カカの父は『カカ本人は、マンチェスター・シティのプロジェクトに関心を持っている』と言っていた。人道的な交渉を進めていたつもりだが、移籍金だけがクローズアップされてしまった」と話した。