日本テニス界の超新星・錦織圭18歳。8月末よりニューヨークで行われた全米オープンでは、世界ランク4位のダビド・フェレールを撃破し、日本人で初となる男子シングルス・ベスト16に進出。先のAIGオープンでは、世界ランク13位のリシャール・ガスケに3回戦で敗れはしたものの、会場となった有明には1万人を超す観客が集まるなど、その注目は飛躍的に上がっている。

5日に放送された日本テレビ系列のスポーツ番組「SPORTSうるぐす」では、「錦織圭VS江川卓」と題し、同番組のメインキャスター・江川卓と錦織の対談が行われた。

対談では冒頭から「野球とかって見たことがありますか?」という質問を投げかけた江川に、錦織は「野球はやっていましたね。テニスもやっていたので、ボールでもどこでも打っちゃう」と話し、笑顔を見せる。

また、錦織の得意とする、独特のジャンピングショットが“エアケイ”と呼ばれていることについては、「(松岡)修造さんが言うには『意味ない』って聞きましたけど」と苦笑い。錦織といえば、松岡修造が主宰するテニス・スクールに参加していたことでも有名だが、松岡の印象を聞かれると、「何回も泣かされていました(笑)。でもテニス界で一番尊敬出来る人ですね」と述べ、錦織の才能を見い出した“恩師”松岡に感謝の気持ちを表した。

対談の最後に、「最終目標は?」と聞く江川に、錦織は「もちろん世界No.1を目指したいです。25歳までには」と力強く宣言。江川は、錦織の印象を、「素直で好青年。世界ランクに入っているのにクセがない。好きな色はグリーンなんだって」と話した。