「現在のプレーを持続し、性格を丸くすること」。イタリア代表のロベルト・ドナドーニ監督がサンプドリアのFWアントニオ・カッサーノに要求するアズーリ入りの条件を明かした。

 6日のポルトガル代表との親善試合で、カッサーノの招集を見送った理由をドナドーニ監督は「カッサーノのことは私なりに理解しているつもりだ。彼は刺激を求めているだろうが、その刺激は代表復帰だけではないはずだ。彼は今以上に性格を丸くする努力をしなければならない。そしてなによりも現在の好調を今後も持続していくことだ。3日の試合(セリエA第21節ラツィオ戦)では彼の傲慢なプレーが目立っていた」と苦言を呈した。

 また同じく招集を見送ったユベントスFWデル・ピエロについてドナドーニ監督は「彼はインテリジェンスな選手であり、現状を把握してくれている。ユーロ開催まで4か月と迫っているが、どの選手も『俺は代表に入れない』と諦める必要はない」とコメント。選手全員に門戸を開いていることを強調した。

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