松本さんを笑わせたくて…

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ダウンタウンの松本人志の第1回監督作品「大日本人」が、公開2週間にして動員50万人突破目前という大ヒットとなっている。そして、そのヒットを祝するスペシャル舞台挨拶が6月16日、東京の東劇で行われ、板尾創路、原西孝幸、宮迫博之、宮川大輔が登壇。

宮迫博之の「2週間経っていて、サプライズ舞台挨拶と聞いていたが、僕らの方が一番のサプライズですね。なぜ初日じゃないの?今さら!?」という言葉から、全員の怒涛のトークとなった。

実際に着ぐるみの中に入って演技をしていた、スーパージャスティス役の宮川大輔は、「着ぐるみのお面は、顔の型をちゃんと取った。だからスーパージャスティスは、ちょっと顎がしゃくれてますでしょ。」

同じく着ぐるみのスティウィズミー役である宮迫は、「本編では短いけど、めっちゃ長いこと動いてんねん。何回もTシャツを破いていて、そのTシャツを破くたびに、酸欠で気絶しそうになるんです。死にそうやったよ」と、真夏の撮影での過酷さを笑い混じりで語った。そのTシャツを破る演技は、実は宮迫と宮川が酒の席で後輩によくすることなのだという。また、画面ではほとんど見えていないドロップキックのシーンで、面白くするために打点を高く飛んだところ、頭から落ちてムチ打ちになったそうである。

匂ウノ獣(メス)役の板尾創路は、「会議室みたいなところでデジカメでで撮影しながらワイワイやっていたのを参考にCGにした。絵を作った後に、顔だけを撮影してはめた。」
一方、匂ウノ獣(オス)役の原西孝幸は、「松本さんに、適当に動いてみてと言われたので、ずっと適当に動いていた。松本さんが笑わないから、もっと面白い動きをせないかんと思って、ずっとやっていたら酸欠になって倒れた」と、簡単そうに見える演技が、実は生死をさまようほどの撮影だったと強調した。

トロント映画祭や香港映画祭などのオファーが続々と届いているという「大日本人」。出演者の生死をかけ体当たりの演技から生まれる笑いを、その目で確かめて欲しい。

企画・監督:松本人志
脚本:松本人志、高須光聖
製作:吉本興業
出演:松本人志、UA、長谷川朝二、海原はるか、竹内力、板尾創路、神木隆之介、原西孝幸、宮迫博之、宮川大輔、中村敦子、街田しおん
配給:松竹
公式サイト:http://www.dainipponjin.com/
全国にて公開中

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