フランスサッカー界の重鎮ミチェル・プラティニが以前報道された誤解を解く為、ASローマ主将フランチェスコ・トッティに向け、手紙をしたためた事が分かった。27日創刊される“ナンバー・テン”誌に記載されたプラティニの手紙の内容は以下の通り。
「親愛なるフランチェスコへ。君はかつて私がそうだったようにカルチョ界のアーティストで真のファンタジスタだ。そんな私達がどうして争わなければならないのだろうか?私の現役時代にはシボリ(エンリケ・オマール・シボリ50年代後半から約10年ユベントスで活躍したアルゼンチン人)が私の事をよくからかったものだ。君も20年後にはASローマのその時の“10番”についてあれこれコメントする事になるだろう。その時がくれば、若く才能に満ちた選手に対し、あれこれコメントする事がいかに楽しいか君も理解出来るだろう。私は誰かについてコメントする時はいつも多少の毒と愛情を込めるよう心がけている。私が君について語った事を残念ながら誰かが誤って君に伝えてしまったようだ。2009年ローマ、オリンピコ・スタジアムで開催される欧州CL決勝戦で君が愛して止まないASローマが栄光に輝く事を心から祈っている。そこで再会しよう」と締めくくっている。
プラティニが「トッティはASローマ以外でプレイしていればより開花していた」とコメントした事が問題となっていた。