19歳ながらローマで定位置を確保したザニオーロ photo/Getty Images

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今夏の移籍市場で若手注目株となているローマのイタリア代表MFニコロ・ザニオーロだが、来季もチームに残留することとなりそうだ。

昨夏にインテルからローマへ移籍した現在19歳のザニオーロ。今季序盤戦はベンチを温める機会が多かったが、主将のダニエレ・デ・ロッシが負傷により昨年11月ごろから離脱を余儀なくされると、徐々に出場機会を増やす。そして、攻撃的MFとして10代とは思えないような安定したパフォーマンスを披露したことで、レギュラーに定着。今季ここまで公式戦35試合に出場して6ゴール2アシストを記録し、見事ブレイクを果たしたのだ。こういった活躍もあり、今年3月にはEURO予選でイタリア代表のA代表デビューも飾っている。

そんなイタリアサッカーの将来を担うと期待の至宝ザニオーロには、国内外のクラブから熱視線が送られている。中でも、ユヴェントスやバイエルン・ミュンヘン、レアル・マドリード、トッテナムなどが獲得に乗り出していると、先日いくつかの伊メディアが報じていた。しかし、伊『Corriere dello Sport』のインタビューに応じたザニオーロは「僕はまだ4年間も契約が残っていて、ここでの未来を考えているんだ」とコメントし、移籍の噂を一蹴した。

さらに「他のクラブからの甘い言葉は普通に嬉しいけど、僕はここで満足している。だから、契約更新にサインする準備はできているよ。ここに残りたいんだ」と明かしている。今夏の争奪戦は必至と言われていただけに、ローマ・ファンにとっては朗報となったかもしれない。