ブロムカンプ監督、ゲーム『Anthem』題材の実写ショートフィルム『Conviction』公開

2月22日に発売されるアクションRPGゲーム「Anthem」の予告編的実写ショートフィルム「Conviction」が公開されました。映画『第9地区』『チャッピー』そして制作中のリブート版『ロボコップ』などのニール・ブロムカンプ監督が手がけ、ゲームと言うよりはまるで映画の予告編のような仕上がりです。


わずか4分に満たない映像ではあるものの、Anthemの世界感をまさに映画クオリティで再現。壁によって囲まれた人間の集落"フォート・タルシス"の外で発見された謎の少女を、ゲームにおけるプレーヤーキャラクターである"フリーランサー"の一団が連れ帰るところから始まります。

少女が水たまりを歩けば、逃げ水のようにそれを避けて地面が顔を現すことから、彼女はなにか特別な能力を持っていることがわかります。少女は後にフリーランサーになるものの、外の世界からやってきた敵方"ドミニオン"が少女を探しに現れることで、少女がドミニオン側で生まれ、なにか大きな謎を握っているであろうことが示唆されます。

その後は攻撃を受けるフォート・タルシスや仲間同士の裏切りがらみの争いの場面、そして、少女が水を操る特殊能力を発揮している場面などが立て続けに描かれて物語への興味を一層引き立てます。

登場人物が着用するジャベリン・エグゾスーツと呼ばれるロボットスーツは種類がたくさんあり、重厚なものからスピード重視のスリムなものまで様々なタイプのものが見られます。またゲーム内で登場しそうな技などもいくつかがこの映像の中で描かれています。

ニール・ブロムカンプ監督は、『Conviction』を制作した理由を「初めてAnthemのゲームを見たとき、BioWareが作り上げたこの驚くべき世界にすっかり魅了されたんだ。Convictionは、Anthemの美しい世界に飛び込むための短い物語で、そこからパワフルなジャベリンを着て、あらゆる物陰や谷底に危険が潜む、外の世界に飛び出していく動機を与えます」とVarietyに述べました。

おそらく誰もが「もうこのまま早く映画を公開してくれ!」と言いたくなるところですが、このAnthemがゲームであることは忘れてはいけません。発売日は1週間後の2月22日。PlayStation 4、Xbox one、PCの各プラットフォームで遊ぶことができます。Anthemのゲームプレイ映像もすでに公開されているので、そちらもチェックしてみると良いかもしれません。



※2019年2月17日1時55分:冒頭の映画『第9地区』の表記が誤っていたのを修正いたしました。