PS4 5000円引き+ゲーム2本が付くキャンペーン、お勧めのタイトルはコレだ
ソニー・インタラクティブ・エンタテインメント(SIE)は、プレイステーション4(PS4)を通常価格よりも5000円引きし、ゲームソフトも2本セットにする「PS4大バンバン振る舞い!今すぐカモン!キャンペーン」を、2019年1月6日までの期間限定で実施中です。今回のキャンペーンのポイントの一つは、こうしたキャンペーンでありがちな量販店の店頭購入だけでなくアマゾンでの購入も含まれている点。家にいながらブラウザの前で各種の恩恵が受けられるという、美味しいものとなっています。

さらに本体の値引き以上に注目すべきは、おすすめソフト2本がセットで付いてくること。スペシャルクーポンが同梱され、対象タイトル21本の中から2本を自由に選んでダウンロードできるわけです。

そして最大の注目点が、その対象タイトルの充実度です。筆頭に挙がっているのが、今年9月に発売されて大ヒット中の『Marvel's Spider-Man』。この1本だけで、PlayStation Storeでの販売価格は6706円(PS Plus加入者は5960円)!! 「大バンバン振る舞い」というキャッチコピーに偽りはないようです。

他の20本も、いずれもクォリティは折り紙つきの名作ぞろい。とはいえ、ボリュームが控え目なものから超大作まで幅があり、ダウンロード専売とされて安価に設定されているタイトルもあります。逆に大作だから、定価が高いからといって万人に面白いとは限らず、「人を選ぶ」ものもあります。

そこで今回は、21本のうち「コレを選んでおけば後悔しない」という鉄板のチョイスを、ちょっとしたレビュー付きでご紹介します。

『Marvel's Spider-Man』



『ラチェット&クランク』シリーズのインソムニアックゲームズが開発を手がけた、スパイダーマンなりきりゲームの最高峰。主役のピーターが20代で社会人という設定は珍しいですが、それは「過去に色々あった」ということで、コミックから映画まで様々なスパイディ(スパイダーマンの愛称)のエッセンスが全部入り。

ウェブ・スイングでビルの谷間を飛び回る気持ちよさ、犯罪者たちを翻弄したり糸で吊るすトリッキーな戦い方を、アクションが苦手な人でも慣れれば思いのままに楽しめるこの作品。ストーリーも映画を凌ぐ凝りかたで、様々なスーツ(元ネタがマニアック)を揃えていくやりこみ性も深いタイトルです。詳細は、下記のレビュー記事を参照ください。

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お詫び:PS4『スパイダーマン』レビュー掲載が遅れた件につきまして (Marvel's Spider-Manレビュー) (2018年9月)

『Detroit: Become Human』



『HEAVY RAINー心の軋むときー』や『BEYOND:Two Souls』などストーリーに定評あるクアンティック・ドリーム開発によるオープンシナリオ・アドベンチャー。2038年のデトロイト、そこはアンドロイド産業の街。人間と同等の外見と知性を兼ね備えたアンドロイドはかつてない豊かさをもたらすとともに、新たな軋轢を生み出していた――。

そんなSF世界で、立場も能力も異なる3体(人)のアンドロイドの視点を通して様々なエピソードを体験。明確な選択肢は提示されず、落ちていた何かを手にとった、ある人にある質問をした......といったプレイヤーの行動が展開に影響を与え、知らず知らずに"分岐"していく面白さ。現在のアドベンチャーゲームの最先端との声もある作品です。

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PS4『Detroit: Become Human』序盤レビュー。膨大な選択肢で紡ぐ近未来SF大作 (2018年4月)

『Horizon Zero Dawn Complete Edition』



機械の獣たちが支配する世界を、熟練ハンターの主人公「アーロイ」として生き抜くオープンワールドアクションRPG。美しい自然と最先端技術という相反する要素が入り交じることで、ゲームプレイと探索要素がダイナミックなものとなった作品です。

圧倒的な力を持ち技術的にも優れた敵に対して、アーロイは知恵とスピードで立ち向かいます。あるときは後ろからこっそり近づいて機械馬をハッキング、あるときは凶暴な敵同士を争わせて......といった狩りの仕込みが面白く、しだいに世界の真実が見えてくるストーリーもたまりません。

しかもこの「Complete Edition」はただでさ広大な世界が広がる本編に加えて、大型DLC「凍てついた大地」がついてくるオトクな仕様です。

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PS4『Horizon Zero Dawn』インプレ。狩猟欲と探索心をそそる濃密な世界、PS4 Proの威力も実感する大作 (2017年3月)


『GRAVITY DAZE』



「少女は空に落ちる」というキャッチコピーが全てを言い尽くした、アクション・アドベンチャーの傑作です。主人公の少女キトゥンが重力を操作して空に向かって"落ち"たり(ゲーム中で重力方向を自由に定義できる)、天井や壁の上を走ったり、まさに上も下もない自由さでかけめぐります。フレンチコミックのような世界で独特の浮遊感が病みつきになる作品。ちなみに本作は、ホラーゲームで有名な『SIREN』スタッフ開発によるもの。

シリーズには続編で新作の『GRAVITY DAZE2』もありますが、なぜこちらがお勧めかといえば、「2」はボリュームが有りすぎて、本来の軽やかな味わいと少し違う趣があるため。この初代PS4版はPS Vita版からの移植ですが、Vita版での全DLCを収録しているため、ボリューム感が良好。これぐらいの分量で十分かな......と思える、バランスの良さが魅力です。

『アンチャーテッド 古代神の秘宝』



PSブランドを代表するアクションアドベンチャーゲームシリーズの5作目となる『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』の主人公が変更された番外編となる作品です。主人公変更版と聞くと、クォリティやボリュームに不安のある向きもあるでしょうが、本作では本編シリーズと比べても遜色がないのがポイント。シリーズの魅力である、大作映画のような危機に次ぐ危機の連続を体感できます。

実は「海賊王と最後の秘宝」も21本の中に入っているのですが、こちらをお勧めする理由はなにより価格。海賊王〜はPlayStation HITS(ベスト盤)入りしたことで、税込2149円と安くなっています。対してこちらはまだ値下げされていないため、価格的にもお勧めというわけです。