仕事がないと落ち着かない! ラニエリ「妻は休みを取ればと言うんだけど」
1986年より指揮官生活をスタートさせたクラウディオ・ラニエリも、もう67歳となった。これまで数多くのビッグクラブを指揮し、レスター・シティでは奇跡のプレミアリーグ制覇も達成した。普通の指揮官なら、少しゆっくりしたいと考えるものだろう。
しかし、ラニエリは何より仕事を愛している。昨季限りでフランスのナントを退任していたが、先日プレミアリーグで最下位に低迷するフラムの指揮官に就任することが発表された。ラニエリのキャリアを考えれば最下位と苦しんでいるフラムの指揮官就任は負担が大きいようにも思えるが、ラニエリにとってそんなことは重要ではないのだ。
「仕事がないと非常にナーバスになるんだ。すごくプレッシャーを感じるんだよ。私は休みを取らない。妻は、遅かれ早かれまた仕事をするんだから休みを取ればと言うんだけど、仕事から離れていると不安なんだよ。仕事をしている時は落ち着く。ピッチに立ち、選手とコミュニケーションを取り、ハングリーになっていることが良い感じなんだ。それが私の人生だ。16歳からこの世界に入ったが、フットボールが人生の全てだ」
そんなラニエリにとって今回舞い込んだフラム指揮官就任の話は非常に嬉しいものだったのだろう。降格を回避する難しいミッションに挑むことになるが、ラニエリはここでも奇跡を起こせるだろうか。