ミラン戦に出場してマドリーの勝利に貢献したモドリッチだが、気になる去就問題はいまだ解決していないようだ。 (C) Getty Images

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 移籍話は立ち消えになったと思われたレアル・マドリーに所属するクロアチア代表MFのルカ・モドリッチの去就をめぐり、再び周囲が騒がしくなっている。

 今夏にロシア・ワールドカップでクロアチアを史上初の準優勝に導いたモドリッチは、インテル移籍の噂が囁かれていたが、8月10日にマドリーの地元マドリードを拠点とするスペイン紙『Marca』が、同選手が「年俸1000万ユーロ(約13億円)の新契約を結ぶ」と、残留が決定的となったことを報じた。

 その翌日に行なわれた「トロフェオ・サンチャゴ・ベルナベウ」のミラン戦にマドリーの一員として交代出場したモドリッチは、15日に行なわれるアトレティコ・マドリーとのUEFAスーパーカップに出場するため、チームとともにエストニアの首都タリンに降り立っている。

 一連の報道により、マドリー残留は確実かと思われたが、どうやらいまだ去就問題はまだ決着していないようだ。英紙『Express』は、モドリッチの代理人であるマルコ・ナレティッチ氏が「インテル移籍は時間の問題だ」と発言したこと伝えた。

「どのような理由があれ、モドリッチはインテルでセリエAのスターになりたがっている。どうなるか見てみようじゃないか。遅かれ早かれ、彼はイタリアでプレーする。彼の年代のクロアチア選手は、イタリアのフットボールを見て育ってきたから当たり前だろう」

 インテル入りの可能性について明言したナレティッチ氏は、モドリッチがセリエA挑戦を志願している理由として、今夏にユベントス移籍を決めたクリスチアーノ・ロナウドの存在を挙げている。マドリーでのかつての同僚の影響は計り知れないようだ。

「インテルがモドリッチと契約したがっているのも、モドリッチがイタリア挑戦を検討しているのも、全てC・ロナウドがセリエAに移った影響から来るものだろう」

 現在33歳のモドリッチ。イタリアの移籍市場は18日(日本時間19日2時)でクローズするが、はたして、それまでに大きな決断を下すのか? そして、それを受けてマドリーはどう動くだろうか!?