KDDIと沖縄セルラー18日、ホームIoTサービス「au HOME」に関して、8月7日以降にアップデートを行ない様々な機能を追加することを発表した。スマートスピーカー「Google Home」を使って声だけでメッセージ送信ができる機能や、シーン設定機能を追加。Amazon AlexaおよびGoogleアシスタント搭載スマートスピーカーにも対応する。また、新たな「au HOME」デバイスも発売する。

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 声でのメッセージ送信は、Google Homeとau HOMEアプリを使って利用する。Google HOMEに向かって語りかければ、外出中の家族のスマートフォンアプリにメッセージが届くというものだ。デバイスを操作することなく簡単にメッセージが送信できるだけでなく、携帯電話を持っていない子供なども使うことができるのがメリットだ。

 なお、声でのメッセージ送信は今のところGoogle Homeでのみ利用可能だ。Googleアシスタント搭載スマートスピーカーやAmazon Alexaでは使うことはできない。また、今のところ対応予定もない。

 シーン設定機能とは、au HOMEデバイス間での連携を強化し、設定しておいたシーンになると自動的にデバイスが作動する機能である。例えば、部屋に入れば照明とエアコンが起動し、部屋を出れば自動的に照明が消灯しエアコンの電源が切れる。開閉センサーやモーションセンサー、赤外線リモコンを連携させればこのようなことも可能となる。

 これまでのau HOMEでは家電の操作をau HOMEデバイスの「赤外線リモコン」を使って行うことができた。スマートフォンを使ってのテレビやエアコン、照明の操作や、スマートスピーカーによる声での操作も可能だった。このような従来の機能はそのままに、シーン設定機能を追加することで、今度は操作をする必要すらなくなるのだ。便利な機能であることは言うまでもないだろう。

 au HOMEデバイスのラインナップ拡充では、「開閉センサー」「モーションセンサー」「スマートプラグ」「ネットワークカメラ」を追加。モーションセンサーは8月以降、他3つのデバイスは9月以降の発売が予定されている。

 au HOMEをはじめとしたlotサービスはより拡大していくだろう。全ての家電が自動で起動する映画のような近未来の生活も遠くないのかもしれない。