セキュリティ対策ソフトMcAfee創業者のジョン・マカフィー氏は、殺人容疑で逃亡劇を繰り広げたり、大統領選への出馬を宣言したりと何かと話題を集める大物ですが、なんと薬物による暗殺未遂の被害に遭ったと主張しています。奇跡的な回復を見せるマカフィー氏は、「犯人はわかっている」と述べ、復讐を宣言しています。

John McAfee says he has been poisoned, and tells culprits: 'You will soon understand the true meaning of wrath' | The Independent

https://www.independent.co.uk/life-style/gadgets-and-tech/news/john-mcafee-poisoned-hospital-bitcoin-twitter-cryptocurrency-north-carolina-a8412341.html

マカフィー氏は自身のTwitterで、「3日間不在にしてすまなかった。だが、そのうち2日間はVidant Medical Centerで意識不明の状態だったんだ。たった今、意識が戻ったところだ。俺の敵が毒殺しようとしたんだ。だが、俺を殺すのは想像よりもずっと難しい。還ってきたぞ」と述べ、暗殺未遂に遭ったことを告白しました。





そして、救急治療室で手当てを受ける自身の姿も公開しました。マカフィー氏によると、何者かに毒薬を仕込まれたものの、奇跡的に一命をとりとめたとのこと。「お前はすぐに復讐の真の意味を知ることだろう。お前が誰かははっきりわかっているんだ。逃げた方がいいぜ」と述べ、犯人に報復を宣言しています。





奥さんとともに中指を立てて、「敵」にメッセージを送るマカフィー氏。





「今日、退院する。医者は反対したがな。俺を見ていろよ」とツイートするマカフィー氏。





マカフィー氏は最近、仮想通貨ビジネスに高い関心を寄せており、2018年5月に独自の仮想通貨「McAfee Coin」をリリースすることを明らかにしました。McAfee Coinの紙幣(債券)は7種類あり、その肖像画の中にはもちろんマカフィー氏も含まれています。





そして、「仮想通貨は戦争状態だ」と述べ、政府関係者が仮想通貨革命の発展を邪魔しようとしているとしつつ、「銀行やクレジットカード会社に、仮想通貨による支払許可を要求すべき。今こそ行動を起こすべきだ」というメッセージをムービーで公開していました。





マカフィー氏が仮想通貨ビジネスへの本格進出宣言直後に起こった暗殺未遂事件から、「通貨発行権」という禁断の果実に手を出したことが原因だという陰謀論も登場しています。マカフィー氏は犯人に目星がついているようですが、犯人は誰なのか、本当に復讐するのかなど、マカフィー氏の今後の行動に注目が集まりそうです。