日本代表DF昌子源

写真拡大

[6.24 ロシアW杯グループリーグ第2節 日本2-2セネガル エカテリンブルク]

 早い段階で気付いたようだ。「僕がボールを持てば、(セネガルの守備の)スイッチオンのタイミングだったと思う」と。しかし、日本代表DF昌子源は冷静にプレーを続けた。

 日本のボール回しの際、昌子は気付いたという。「明らかにハセさんや(吉田)麻也くんがボールを持った時に、俺の方にどうぞみたいにやっているし、『あっ、俺だなと分かった』」と語ったように、セネガルは昌子にボールが渡るように追い込み、そこでボールを奪い取ろうとした。

 狙いどころとされた昌子だったが、DF吉田麻也との足元の技術を比較して「麻也くんよりも俺の方が…」と語ると、「俺の利き足は左足じゃないし。そういうのも考えれば、俺に追い込むのは当たり前かなと思った」と受け止める。「そこで、『うわっ、どうしよう』とならず、『あっ、俺か』と冷静に受け止められたので良かった」と落ち着いてビルドアップに絡んだ。

「ドリブルで上がったり、早めに預けて次のポジションを取ったり、縦に行く振りをして切り返して中に行ってみたり、自分の中でいろいろやってみようと思っていた」

 19日のコロンビア戦でW杯デビューを飾ると、90分間ピッチに立ち続けて2-1の勝利に貢献。2-2のドローとなったセネガル戦も先発フル出場を果たしたように、25歳DFの存在感は日に日に増している。

(取材・文 折戸岳彦)


★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!

2018W杯ロシア大会特集ページ

★全64試合の日程&テレビ放送をチェック!!

2018W杯ロシア大会日程&TV放送