速報:ソニー Xperia XZ2 /  XZ2 Compact発表。デザイン大幅刷新、初の18:9液晶に無線充電
バルセロナで開催中のモバイル関連見本市 MWC 2018より。ソニーモバイルが「Xperia XZ2」「Xperia XZ2 Compact」を発表しました。

Xperia XZ2シリーズは、ソニーモバイルの最新フラグシップスマートフォンです。5.7インチ画面の「XZ2」と、5.0インチ画面「XZ2 Compact」の2モデル展開となります。

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ガラス背面に無線充電、18:9液晶採用

Xperia XZ2の第1の特徴は、Qi方式のワイヤレス充電に対応した点です。これを実現するために、Xperia Xシリーズでおなじみの金属背面を廃し、旧Zシリーズを彷彿とさせるガラス背面に回帰しています。なおガラス背面といっても、3D曲面ガラスで中央部に近づくにつれて盛り上がる形状となっており、かつてのXperia ULを連想させるデザインでもあります。

(追記)Xperia XZ2 Compactはプラスチック背面で、ワイヤレス充電には非対応です。

第2の特徴は、昨今のスマートフォンのトレンドである18:9液晶を採用した点。従来の16:9液晶に比べて縦方向に表示領域を拡大しており、横幅を抑えつつ大画面化に成功しています。また、WEBやSNSなど縦方向にスクロールするコンテンツで視認性が向上するメリットもあります。


Xperia XZ2は5.7インチの大画面を搭載するが、18:9のアスペクト比を採用することで、横幅をXZ1相当に抑えている




▲XZ2のハイスペックを小型筐体に詰め込んだXperia XZ2 Compactも発表。5.0インチだが、こちらもXZ1 Compact相当の横幅に抑えている

なお、指紋センサーは従来の側面から背面に移動しました。これはベゼルレス化に貢献する一方、Xperiaのアイデンティティが1つ失われたという見方もできそうです。

最新のスナドラ845、960fps撮影はフルHD画質に

カメラも強化されました。1920万画素のMotion Eyeカメラシステムは据え置く一方、新たにスマホで世界初初採用となるHLG(Hybrid Long Gamma)フォーマットの4K HDRビデオ撮影に対応。さらに、960fpsスーパースローモーションの解像度もフルHDに引き上げられています。そのた、インカメ単体でも顔を3Dスキャンできる「3Dクリエーター」を利用可能になりました。

プロセッサには、両モデルともクアルコム最新のモバイルSoC「Snapdragon 845」を採用。XZ1シリーズの「Snadpragon 835」に比べてCPU性能が30%、AI処理性能が3倍に向上しています。RAMは4GB、画面解像度もフルHD+(2160×1080ドット)と両モデルで統一。その他、IP65 / IP68防水防塵や、大音量のステレオスピーカーなどXperia XZ1からの仕様を引き継ぎます。

カラーバリエーションは、Xperia XZ2が「リキッドブラック」「リキッドシルバー」「ディープグリーン」「アッシュピンク」の4色展開。Xperia XZ2 Compactが「ホワイトシルバー」「コーラルシルバー」「モスグリーン」「コーラルピンク」の4色展開です。

国内発売はアナウンスされていませんが、Xperiaシリーズは日本で人気を集めているだけに、XZ1と同様に国内3キャリアからの発売に期待したいところです。