平昌の舞台でリンクに戻ってきた羽生結弦選手。みんながその復活を待ちわびていた。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・東方網は16日、ケガによる長期休養から復帰したフィギュアスケートの羽生結弦について「平昌の救世主になった」と伝えた。

 記事は、16日のショートプログラムで久しぶりに試合のリンク上に姿を見せた羽生について「平昌入りして以降行く道行く道で歓迎を受けてきた。特に試合が行われる江陵一帯ではより注目を浴びている」とした。

 また、「羽生のいるフィギュアスケートの会場となったことで、これまで無名だった江陵という小都市が、日本人にとって韓国旅行の人気スポットになったのだ。現在の統計によれば、フィギュアスケートの試合を観戦にやってきた日本人の団体客は5000人を超えているという。これに個人訪問客や世界各地の羽生ファンを加えれば1万人は超える。不景気にあえぐ現地に巨大な経済効果をもたらしたのだ」と説明している。

 そして、「飲食から宿泊まで、大挙して押し寄せた羽生ファンに、現地の業界は大喜びだ。観客が集まるのは試合本番だけではない。公開練習のチケットも早々に予約が始まり、2000枚程度のチケットを手に入れるために、早朝から列ができるという光景も見られたのだ」と伝えた。

 記事は、「平昌五輪の観戦チケットのなかで、最も早く売り出されたのがフィギュアスケートの男子シングルだった。5万円以上もするチケットがあっという間に売り切れたが、購入者の大部分は羽生ファンだ。日本から多くのファンを引き連れて来て、莫大な経済効果を生んだ羽生は間違いなく平昌の『大救世主』なのである」としている。

 平昌の舞台でリンクに戻ってきた世界の羽生結弦。みんながその復活を待ちわびていた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)