羽生結弦【写真:Getty Images】

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13日の会見を韓国紙が特集「もう一つの巨大な星が浮かび上がった!」

 男子フィギュアスケートのソチ五輪王者・羽生結弦(ANA)は平昌五輪で66年ぶりの五輪連覇に挑む。11日に現地入りしたことは開催国・韓国も注目しているが、13日に行われた公式練習と記者会見で沸き起こった羽生フィーバーを韓国メディアも特集。「ついに登場 大スター羽生」と報じ、絶対王者の世界的人気を伝えている。

「ついに登場 大スター羽生“負傷問題なく……夢の演技で金色へ”」と特集したのは、韓国紙「スポーツソウル」だった。

 記事では13日に行われた公式練習と記者会見を特集。「もう一つの巨大な星が浮かび上がった! ついに姿を現した日本フィギュアの看板選手、羽生結弦がオリンピック2連覇に向けて自信を表した」と66年ぶりとなる五輪連覇の偉業に意欲を燃やしたことを伝えている。

 会見は各国の記者が押し寄せ、世界的な注目を集めたが、それは開催国の韓国にとっても驚きだったようだ。日本から50人を超える担当記者が連日押し寄せ、さらに「日本の記者はもちろん、米国と韓国、そして中国まで100人を超える取材陣が長蛇の列を作った」とフィーバーぶりを報じている。

チケットが売れ行き不振だった平昌五輪の目玉種目に…

 昨年11月のNHK杯の前日練習で右足首を負傷。以来、すべての大会を欠場し、リハビリと治療に専念したことを記事でもレポート。さらに、羽生の連覇に向けた意気込みを紹介し、「最高の演技を披露することを強調して、王座を守ることを念押しした」と会見の内容について報じている。

 また、海外メディアが今回の男子シングルの展望について「帝王・羽生と王座を狙う優れた競争者たちが繰り広げる『星たちの競争』だ。今回の五輪では、最も興味深い競技になるだろう」と評価されていることを紹介し、男たちの氷上の決戦が世界の注目を集めていることを自国のファンに訴えていた。

 今大会は開幕前からチケットの売れ行き不振が伝えられていたが、男子フィギュアスケートは抜群の人気を誇っていた。その要因が、世界的にファンを持つ羽生の存在であることは言うまでもない。ショートプログラム(SP)は16日。美しく、熱い戦いの行方を開催国も高い関心を持っている。(THE ANSWER編集部)