「サトウのごはん」発売以来初めての値上げ

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「サトウのごはん」でおなじみの佐藤食品工業は、2017年11月21日の出荷分から、包装米飯の一部商品を値上げする。10月17日の発表。値上げは1988年の発売以来、初めてのこと。

対象は、包装米飯の販売量の約3割にあたる31品目。希望小売価格で1パックあたり2円〜10 円の値上げとなる。

原材料の「国内産うるち米」が3年連続で上昇

無菌化包装米飯の「サトウのごはん」は、「ご家庭で炊いたごはんと変わらぬ美味しさ」をコンセプトに、「国内産うるち米」のみを原材料として製造、販売してきた。

同社によると、「国内産うるち米」の市場価格が2015 年から3年連続で上昇していることに加えて、人手不足による人件費と物流費の上昇が重なった。そうした中で、さまざまな業務効率化やコスト削減に尽力したが、「自社の努力のみではコストを吸収することが困難になった」と、値上げの理由を説明している。

たとえば、「サトウのごはん 銀シャリ」や「北海道産きらら」「宮城県産ひとめぼれ」「秋田県産あきたこまち」「麦ごはん」(いずれも、内容量200グラム)などの希望小売価格を、現行の税別150円から160円(6.7%アップ)に引き上げる。