折り畳み2画面スマホ Axon M発表。2アプリを並列起動、6.75インチ大画面としても使える変態端末
ZTE が折り畳み2画面スマートフォン Axon M を発表しました。
5.2インチ画面のスマホが2枚つながったような形状で、それぞれ別のアプリを動かすマルチタスクにも、対角6.75インチの大画面一枚としても使えるユニークな端末です。
2台のスマホを超バランスで片手持ちしているように見えますが......
側面から見るとこう。裏面のヒンジでつながっており、折りたたみ時には両面ともディスプレイの「両オモテ」になります。
「一台のスマホに2枚のディスプレイ」のため、バッテリーやプロセッサがない片面はディスプレイのみで薄いことに注目。
左右のディスプレイは、それぞれ別のアプリを動かしてマルチタスクできるデュアルモード、一枚の大きな画面のように使うエクステンデッド モード、両方同じ画面を表示するミラーモード、片方だけ使うシングルモードに対応。
Android標準のナビゲーションボタンに追加された「M」ボタンで切り替えます。
カメラは20Mピクセル f/1.8 裏面照射型CMOSセンサのメインカメラが本体側にひとつ。リアもフロントもないため、折りたたみ時には自撮りがしたいときはカメラがある側を手前に返して使います。
カメラと向かい合ってもディスプレイがあるため、比較的高精彩なカメラで画面を見ながら自撮りできる点は利点。ただしシングルカメラはシングルカメラなので、たとえば背面カメラで中継しつつ撮影者の顔も撮るような特殊なアプリは使えません。
主な仕様は 5.2インチ 1920 x 1080 液晶ディスプレイ x 2枚、Snapdragon 821プロセッサ、4GB RAM、64GBストレージ、microSDXCスロット(最大256GB)など。
従来のAxonシリーズが売りにしていたデュアルスピーカー、サンプリングレート384kHz対応のオーディオチップ AKM 4962、3.5mmヘッドホンジャックも搭載します。
5.2インチ 1920 x 1080 のデュアルディスプレイは、一枚として扱うエクステンデッドモードの場合、アプリからは6.75インチ 2160 x 1920 (18:16)のタブレットとして認識されます。
デュアルモードで2つのアプリを独立して動かす場合、Android 7.0標準のマルチタスク対応アプリならばそのまま利用可能。特に Axon Mに最適化の必要はありません。
エクステンデッドモードの場合、フル活用には変則的なアスペクト比や中央の分割線などに対応する必要がありますが、ZTEによればもっとも多く使われるアプリ100のうち80本はすでに最適化済み。Google Maps や YouTube、Goodle Docs、Facebook や Twitter 、Chrome など多くのアプリは問題なく使えるとのこと。
(2013年発売の MEDIAS W)
2画面の折り畳みスマートフォンは珍しいようで、各社が思い出したように突撃しては消えてゆく分野です。たとえば MEDIAS W 、もっと遡れば2011年の京セラ Echo など。
こちらは2011年の京セラEcho。
これまで登場したデュアル画面スマートフォンは、アプリの個別対応が追いつかなかったこと、大きく嵩張る本体などもあり大成功の例はありません。
しかしAndroid 7.0以降は標準でマルチタスクに対応したこと、さらに技術の進歩で追加ディスプレイ分の消費電力や厚みなども抑えられるようになったことで、今度こそニッチモデルなりに成功するかもしれません。
たまに見かけるスマホ2台でマルチタスクユーザーはもちろん、片方でロードの長いゲームを起動しつつ片方でSNSや動画を見るだけでも便利そうです。
なお折りたたみといえば、曲げられるディスプレイで継ぎ目のない二つ折り Galaxy Note を2018年にも投入するとサムスンが予告済み。
折り畳みディスプレイのGalaxy Noteを2018年発売、サムスンモバイル社長が明言
フレキシブルディスプレイの技術デモとしてはかなり昔から展示されており、毎年のように「採用端末は(早ければ)来年(にも)発売見込み」を繰り返してきたため、本当に来年出るかは微妙なものの、アップルもLGと組んで将来の折りたたみ大画面 iPhoneを研究中とのうわさもあります。
現在の最先端である狭額縁フルディスプレイが当たり前になり、折りたたみディスプレイが本当に未来のスマホとして登場したとき、Axon Mユーザーは「折りたたみ大画面スマホ(継ぎ目あり)なら前から使ってたけど何か?」と言えるかもしれません。
5.2インチ画面のスマホが2枚つながったような形状で、それぞれ別のアプリを動かすマルチタスクにも、対角6.75インチの大画面一枚としても使えるユニークな端末です。
【ギャラリー】折りたたみ二画面スマホ ZTE Axon M 製品画像 (9枚)
2台のスマホを超バランスで片手持ちしているように見えますが......
側面から見るとこう。裏面のヒンジでつながっており、折りたたみ時には両面ともディスプレイの「両オモテ」になります。
左右のディスプレイは、それぞれ別のアプリを動かしてマルチタスクできるデュアルモード、一枚の大きな画面のように使うエクステンデッド モード、両方同じ画面を表示するミラーモード、片方だけ使うシングルモードに対応。
Android標準のナビゲーションボタンに追加された「M」ボタンで切り替えます。
カメラは20Mピクセル f/1.8 裏面照射型CMOSセンサのメインカメラが本体側にひとつ。リアもフロントもないため、折りたたみ時には自撮りがしたいときはカメラがある側を手前に返して使います。
カメラと向かい合ってもディスプレイがあるため、比較的高精彩なカメラで画面を見ながら自撮りできる点は利点。ただしシングルカメラはシングルカメラなので、たとえば背面カメラで中継しつつ撮影者の顔も撮るような特殊なアプリは使えません。
主な仕様は 5.2インチ 1920 x 1080 液晶ディスプレイ x 2枚、Snapdragon 821プロセッサ、4GB RAM、64GBストレージ、microSDXCスロット(最大256GB)など。
従来のAxonシリーズが売りにしていたデュアルスピーカー、サンプリングレート384kHz対応のオーディオチップ AKM 4962、3.5mmヘッドホンジャックも搭載します。
5.2インチ 1920 x 1080 のデュアルディスプレイは、一枚として扱うエクステンデッドモードの場合、アプリからは6.75インチ 2160 x 1920 (18:16)のタブレットとして認識されます。
デュアルモードで2つのアプリを独立して動かす場合、Android 7.0標準のマルチタスク対応アプリならばそのまま利用可能。特に Axon Mに最適化の必要はありません。
エクステンデッドモードの場合、フル活用には変則的なアスペクト比や中央の分割線などに対応する必要がありますが、ZTEによればもっとも多く使われるアプリ100のうち80本はすでに最適化済み。Google Maps や YouTube、Goodle Docs、Facebook や Twitter 、Chrome など多くのアプリは問題なく使えるとのこと。
(2013年発売の MEDIAS W)
2画面の折り畳みスマートフォンは珍しいようで、各社が思い出したように突撃しては消えてゆく分野です。たとえば MEDIAS W 、もっと遡れば2011年の京セラ Echo など。
こちらは2011年の京セラEcho。
これまで登場したデュアル画面スマートフォンは、アプリの個別対応が追いつかなかったこと、大きく嵩張る本体などもあり大成功の例はありません。
しかしAndroid 7.0以降は標準でマルチタスクに対応したこと、さらに技術の進歩で追加ディスプレイ分の消費電力や厚みなども抑えられるようになったことで、今度こそニッチモデルなりに成功するかもしれません。
たまに見かけるスマホ2台でマルチタスクユーザーはもちろん、片方でロードの長いゲームを起動しつつ片方でSNSや動画を見るだけでも便利そうです。
なお折りたたみといえば、曲げられるディスプレイで継ぎ目のない二つ折り Galaxy Note を2018年にも投入するとサムスンが予告済み。
折り畳みディスプレイのGalaxy Noteを2018年発売、サムスンモバイル社長が明言
フレキシブルディスプレイの技術デモとしてはかなり昔から展示されており、毎年のように「採用端末は(早ければ)来年(にも)発売見込み」を繰り返してきたため、本当に来年出るかは微妙なものの、アップルもLGと組んで将来の折りたたみ大画面 iPhoneを研究中とのうわさもあります。
現在の最先端である狭額縁フルディスプレイが当たり前になり、折りたたみディスプレイが本当に未来のスマホとして登場したとき、Axon Mユーザーは「折りたたみ大画面スマホ(継ぎ目あり)なら前から使ってたけど何か?」と言えるかもしれません。
【ギャラリー】2画面スマホ ZTE Axon M実機ギャラリー (18枚)