CR7がペレス会長に推した気鋭のストライカーとは? すっかりお気に入りのようだ。(C)Getty Images

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 レアル・マドリーが来夏に予定している大型補強の目玉はやはり、トッテナム・ホットスパーのイングランド代表FWハリー・ケインだろうか。フローレンス・ペレス会長がトッププライオリティーを置くとされており、一部報道では、2億ユーロ(約254億円)の巨費投下が画策されているようだ。
 
 しかしながら、現実は厳しい。トッテナムのガードはきわめて固く、交渉に応じる気配すらない。なにより、ケイン自身に退団の意思がないときている。
 
 スペインのスポーツ週刊誌『Don Balon』が伝えたところによると、ペレス会長はすでに取り逃した場合を想定してプランBをフィックスしたようだ。その助言をしたのは、誰あろう、クリスチアーノ・ロナウドだという。
 
 ロナウドは先日、ペレス会長と面談した際に意見を具申した。その席で「ケインが無理だったらアイツがいいと思う」とCR7が推薦したのは、マンチェスター・ユナイテッドで活躍する19歳のストライカー、マーカス・ラッシュフォード。みずからユナイテッドやプレミアリーグの選手たちから情報を集める中で、その声価とポテンシャルの高さを確認し、いまではすっかりお気に入りなのだという。
 
 とはいえ、こちらも獲得の現実味となるとかなり薄い。ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督はこの若きイングランド代表FWを戦術上の重要戦力と捉えており、いずれは現在のウイングではなく、センターフォワードとして成長させる計画を立てている。クラブとしても久々に台頭した国内産のアイドルだけに、おいそれとは手放さないはずだ。
 
 はたしてペレス会長の思惑と決断やいかに!? なお同誌は、「もしケインではなくラッシュフォード獲得となれば、噂されているカリム・ベンゼマの放出はなくなるだろう」とも報じている。