MFの人員不足に悩まされるチェルシー…ロフタス・チークの放出は正しかったか

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 チェルシーは現在、MF陣の人員不足に頭を抱えている。イギリス紙『イブニング・スタンダード』が11日付で報じた。

 昨シーズンにプレミアリーグを制覇したチェルシーは、新指揮官アントニオ・コンテ監督によって導入された3−4−3によって劇的に変化した。序盤に流れた嫌な空気を、ジョゼ・モウリーニョ元監督が残した4−2−3−1のフォーメーションとともに破棄し、チェルシーを上昇気流に乗せた。そのフォーメーションの中でもボランチは、文字通りチームの心臓部分だったはずだ。

 しかし、セルビア代表MFネマニャ・マティッチをライバルであるマンチェスター・Uへ放出。代わりに獲得したフランス代表MFティエムエ・バカヨコは若くて生きのいいタレントだが、頭数が足りていない。それだけにU−21イングランド代表MFルーベン・ロフタス・チークの放出が悔やまれる。

 クリスタル・パレスへ1年間のレンタル移籍で放出されたロフタス・チーク。チェルシーアカデミーの最高傑作とも称され、好調なU−21イングランド代表で主力を張っていた人物だ。現在のチェルシーの状況を見れば、多少の出場機会がもらえていたのではないか、と推測される。

 コンテ監督は「この状況にコーチたちとシンパシーを感じてはいない。これは私からのメッセージだよ。クラブがレンタルで放出したいと決めたなら、チェルシーでプレーする準備ができていなかったのだろう。シュチュエーションは明確だ」と応えている。

 エースのベルギー代表MFエデン・アザールも負傷離脱しているチェルシーは、12日に行われるバーンリーとの開幕戦で良いスタートダッシュを切れるか