26日、韓国日報などによると、米国の高校の上級(AP)現代史のカリキュラムに韓国現代史が初めて含まれることになった。写真はソウルの地下鉄駅にある竹島の模型。

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2017年6月26日、韓国日報などによると、米国の高校の上級(AP)現代史のカリキュラムに韓国現代史が初めて含まれることになった。

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非営利組織・世界歴史デジタル教育財団(WHDEF)は25日、「米国の大学入試委員会が当財団の提案を受け入れ、韓国現代史が高校のカリキュラムに反映されることになった」と発表した。大学入試委員会は、小中高校のカリキュラム策定と教育資料作成、大学進学適性試験(SAT)の出題・実施を担当している。

大学入試委員会によると、早ければ今年秋学期から高校上級世界史に韓国現代史を含め、朝鮮戦争以降の韓国経済の急速な成長過程と政府の役割、発展を遂げた韓国情報通信(IT)技術の歴史などが盛り込まれる計画という。

これを受けWHDEFは、米国社会科学分野の教員協議会(NCSS)と共に教育資料の作成に着手している。財団のハン・ジョンウ理事長は、「米国の教師に教材を作成・提供し研修を行えば、米国の生徒が韓国の歴史を自然に知るようになるのはもちろん、独島(日本名:竹島)や東海(日本名:日本海)問題などで韓国に有利な環境をつくり出すこともできる」と述べている。

米国メリーランド州に本部を置くWHDEFは、2012年から米国の教育機関や教師を対象に朝鮮戦争参戦勇士デジタル教材の制作や教師総会などを進めてきた「韓国戦争遺業財団」の姉妹機関だ。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「絶好のチャンスだ。漢江の奇跡(韓国経済の高度成長)も重要だけど、独島や東海をしっかりと紹介して、日本が歴史歪曲(わいきょく)できないようにしてくれ」「これでまた日本が騒ぐだろうな」「日本が騒いでくれたら、かえって好都合」「これで米国の日本偏重にブレーキが掛けられたらいいね」「日本の植民地時代から教えるべき。日本の蛮行を天下に知らしめよう」など、日本に関連した意見が多く寄せられた。

また、「感激だ。全教組(韓国の教職員組合)の実像も一緒に教えてあげてほしい」「韓国では日本史や中国史をしっかりと学んでいるのに、ようやく外国でも韓国史が取り上げられるようになった」など、自国の歴史が米国で教育されることに好意的なコメントも目立つ。

一方で、「韓国近代史は米国抜きに語ることはできないので、米国の立場としては驚くべきことでもない」とする意見もあった。(翻訳・編集/三田)