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お買い物上手になりたい!

ひとつのクルマができあがるには、数ヶ月から数年の期間、数百から数千ものエンジニアが携わる。2017年の現在でも普遍だ。

この記事のいくつかのクルマは現役から退いている。カタログ落ちを悲しむべきか? いや違う。モデルチェンジの際、ディーラーは在庫を処分しようとするが、そんなときこそねらい目なのである。

フォルクスワーゲン・トゥアレグ

ユーザーが待ちわびていた2代目が発表されたのは2010年のこと。今ではライバル車も優勢となっているが、中古SUV市場に目を移すとトゥアレグは選び放題。正しいお金の使い道かもしれない。

メルセデス・ベンツEクラス・カブリオレ


中古で、4シーターのオープン、また高級感を兼ね備えているという条件で探すとこれしかない。Eクラスのカブリオレは結構売れたモデルであるので、中古市場でも選び放題だ。

ホンダCR-Z


英国の消費者がCR-Zにサヨナラを告げたのは2013年。アメリカでは販売がこの間まで継続されていたので、最終ロットのクルマがいまデリバーされているところだそう。

一風変わったエコなクーペは、販売面では全く振るわなかったが、安い。

マツダCX-5


なにより見た目よし。じつはけっこうの時がたったが、いまでも新鮮。

レクサスLS


トヨタの香りを感じさせないレクサスのしたたかさかな。LSはその象徴。中古価格は極めて身近。

ジープ・パトリオット


ついこの間パトリオットはカタログ落ちした。ただしアメリカでは現役である。初代は短命だった? いや2代目もまた、短命だ。けれど安い。

フォルクスワーゲン・ポロ


イラつくくらい保守的、それがポロ。

ただフォルクスワーゲンはこのクラスの購買層を嘗め回すように知り尽くしているため、うぬぼれるのも仕方ない。安い。しかし実力あり。

フェラーリF12


V12とFRの組みあわせ。バンカラな空気感は、今後薄まっていくのだろうか。と考えると、F12はいつまでも魅力的だ。

フォード・フィエスタ


小さいクルマというのはどうしてこうも印象的なのだろう。

フィエスタは厳しい予算で作られたクルマとはいえ素晴らしいドライビングを披露してくれる。

ダッヂ・バイパー


クライスラーは、これまでのバイパーを祝福するように新しいバイパーを作った。事実世界中のカーマニアにはとても歓迎されたのだが、モデルとしては短命であった。

シトロエンC3ピカソ


C3ピカソが誕生したのは時をさかのぼること2010年。シトロエンのデザインと品質が大幅に変わった時期でもある。これを機にフランスの自動車メーカーは活気づくこととなった。

BMW 5シリーズGT


見苦しいGTのルックスは、BMWの思惑に反し、だいぶニッチな市場であった。ただ、室内空間、豪華さ、組み付けの精度の高さはお墨付き。

新しいモデルももうすぐ買えるようになるそう。

ベントレー・コンチネンタルGT


ベントレーはモデルサイクルを早めようと頑張ったりはしていないみたい。

結局14年もの間売られていたコンチネンタルGTは、ちょっとした欠陥はあるものの、今なお印象的なクルマである。

アウディA8


アウディはいつもラグジュアリーサルーンに全力投球。ちっぽけなクルマを買うときには見ることもないようなオプション装備が満載である。

当時ハイテクだった装備は今となってはロートルでしかないが、ついていることに意味がある。なにより買いやすい。

アストン マーティンV8ヴァンテージ


ヴァンテージはアナログさに磨きをかけたような感覚。大胆で攻撃的な外観は、アストン マーティンの目論見を表現している。MTもずいぶん買いやすくなった。