デル31.5型8Kディスプレイ、夏にも国内発売。Adobe RGBカバー率100%、映像クリエイターや学術・産業分野向け

デルが、3月に米国で発売した31.5インチの8Kディスプレイ UP3218K を日本でも2017年夏頃に発売すると発表しました。ただ、米国での価格は4999ドル(約56万円)ですが、国内価格がいくらになるかは未定とのこと。

8Kとは、長辺解像度数がおよそ8000pxになるという意味。具体的にはフルHDを縦横4枚ずつ並べたのと同じ広さで、解像度は7680×4320pxとなります。UP3218Kは7680×4320px/60Hz表示が可能な31.5インチIPS液晶を搭載しており、画素密度は280dpi。sRGBおよびAdobe RGBカバー率は100%、ほかREC709 100%、DCI-P3 98%、Rec2020 80%超。表示色数は10億7000万色、コントラスト比は1300:1、視野角は縦横178度、応答速度は6ミリ秒(GTG)という仕様。

8Kもの解像度をどこで活用するかと言えば、デルは「色彩にこだわる映像編集やグラフィックデザイン」用途や、詳細な拡大画像での解析を必要とする「ライフサイエンス、気象、石油・ガス探査といった産業分野」のニーズを想定しているとのこと。また「ポストプロダクション作業を行うビデオ編集者やアニメーションデザイナーに」も最適としています。

外観的には表示領域に対して額縁をほぼなくしたInfinityEdgeデザインを採用、インターフェースは入力がDisplayPort 1.4 x2、上流接続用のUSB 3.0 x1、USB 3.0 x4(うちひとつはBC1.2 充電対応)、音声出力 x1。

サイズは高さが498.4〜618.0mm、幅720.5mm、奥行222.0mm。重さはスタンドを取り外した状態で6.9kg、スタンド込みで10.9kg。

ちなみにデルは、UP3218K の国内発売を記念して「モニタ保守3年から5年へ無料アップグレードキャンペーン」を実施すると発表しました。5月24日〜7月25日の間に対象となるモニター製品を購入すれば、3年保守契約料金で5年間の保守が受けられるという内容。ただし、対象モニターにUP3218Kは含まれていません(発表時点)。

・米デルが8K解像度の32型液晶を発表、3月に4999ドルで発売。Adobe RGB100%カバー

[Images : Dell(US)]