4月も終わりが近づき、季節は早くも春から初夏へと向かい始めている。5月には北海道で田植えが始まり、6月には日本全国で田植えシーズンを迎えることになる。田んぼのイメージに欠かせない存在と言えば「かかし」だが、その姿はしばしばカラスだけでなく人間をも驚かせる。(イメージ写真提供:123RF) 

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 4月も終わりが近づき、季節は早くも春から初夏へと向かい始めている。5月には北海道で田植えが始まり、6月には日本全国で田植えシーズンを迎えることになる。田んぼのイメージに欠かせない存在と言えば「かかし」だが、その姿はしばしばカラスだけでなく人間をも驚かせる。

 中国メディア・今日頭条はこのほど、「日本の田んぼはクレイジー。人間も要注意だ」とする記事を掲載した。記事は「日本はホラー映画を作るのが上手だが、その特徴が田んぼのかかしにも生かされているようだ。穀物が実るころ、田畑には様々なかかしが出現するが、こんなかかしは世界でもここだけだろう」などと説明したうえで、日本の田んぼに立っているかかしの写真を紹介している。

 セーラー服を着せたマネキンかかし、さらし首のように刺さっている頭部分だけのロングヘアマネキンかかし。何で作ったか分からないが、ミイラのような形状のかかし。目玉をひんむいてこちらを凝視するかかし。何かのキャラクターを模したと思しきかかし。そして、奇抜なかかしたちが一堂に会したかかしコンテスト・・・。かかしだと分かっていても怖い。昼間でもちょっと不気味であり、夜となればもはや言うまでもないだろう。

 記事は「日本の農家は実に創意に富んでいる。もはや映画館に行く必要はない。田んぼのかかしを見ればそれで十分だ」と評する一方で、「問題は、あくまで人類にとってのホラーであり、ホラー映画を見たことがないであろう害鳥たちはビビらないのではないだろうか」という素朴な疑問を提起している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)